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『監察医朝顔2』2クールで放送決定 第1シリーズが絶賛されたポイントは

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上野樹里

 月9ドラマ『監察医朝顔2』(フジテレビ系)が今秋から冬に掛け、2クール連続で放送されることが発表され、ドラマファンの間で喜びの声が集まっている。

 東京オリンピックの関係もあってか、本来ならば夏・秋の2クール連続で放送されるはずだった本作が、コロナ禍による『SUITS/スーツ2』(同)の放送の遅れで、スケジュール変更を余儀なくされることに。第1シリーズは19年7月期に放送され、全話平均視聴率12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という数字を記録していた。

 ​>>夏ドラマ、月9『朝顔』が2年ぶりに視聴率トップに “医療モノらしからぬ”テーマでファンを獲得?<<​​​

 続編決定にドラマファンからは、「老若男女楽しめるタイプのドラマだしめちゃくちゃ嬉しい」「面白かったから2クール連続は楽しみ」という喜びの声が集まっており、本作について、「ここ最近で一番いいドラマだった」と大絶賛する声も。いったい、本作の何がドラマファンの心を掴んだのだろうか。

 「上野樹里演じる主人公・朝顔の母(石田ひかり)が、東日本大震災による津波で行方不明となっており、作中では東北での地震を演出したシーンがあり、賛否を呼んでいましたが、それ以上に評価されたのが、その大きな悲しみを背負った朝顔や、父・平(時任三郎)が日常を重ねて少しずつ受け入れていく演出。また、ストーリー中盤で、朝顔が頼りないながらも家族想いな真也(風間俊介)と結婚し、家族として大きな転機を迎え、母を想いながらも前に進んでいく姿勢に、『泣かせようとするシーンじゃなくても切なくて泣いてしまう』『いい意味で医療モノじゃなくてヒューマンドラマだった』という声が寄せられていました」(ドラマライター)

 また、些細な日常を描いたシーンも視聴者の心を温めたという。
 「本作の特徴は、他に類を見ないほど丁寧に描かれた日常の風景でした。朝顔は法医学者として、日常ではなかなかない遺体の謎を解明していく仕事をしている一方、刑事として働く父・夫と幼い娘との生活を一生懸命に送っていました。プライベートな姿は疎かになりがちな医療ドラマですが、第9話では、朝顔が仕事での失敗に落ち込んで夕飯が作れずに出来合いのコロッケを購入。しかし後日、立ち直るために一心不乱にカレーを作って仕事に復帰するというシーンが描かれ、『落ち込んでる時に惣菜のコロッケ買って、少し立ち直った時に手料理作れるようになるってリアルすぎる』『生活と直結してる食事と主人公の心理描写がマッチしてるってドラマでなかなか見ないリアルさ』という称賛の声が集まっていました。他ではなかなか描かれないほどの丁寧さが、シーズン2も期待されています」(同)

 シーズン2のスタートを心待ちにする作品ファンの声が、早くも多く聞かれている。

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