>>おばたのお兄さん、小栗旬の社長就任効果で仕事増える? 「影武者の仕事をたくさん振ってもらうチャンス」<<
2人は、フジの恒例ものまね特番で演者(おばた)、MC(山﨑)の立場で出会った。まったく無名とあって、当初のおばたの出番はわずか30秒ほど。だが、山﨑が小栗のドラマに夢中になっていた時期だったため、その後何度か出演するうちに、山﨑の方から「大好きなんです。写真撮っていいですか?」と声をかけた。出演者のひとりであったJOYの勧めもあって、写真を送信する名目で連絡先を交換。のちに、10倍以上の月収差がありながらも交際に発展し、ゴールインした。
結婚した当初、おばたの給料は多くて4万円程度。それでも山﨑は「私は売れると思う。面白いもん」と励まし続けた。ところが昨年あたりから、高給取りで知られるフジの女子アナの給与を上回ることもあった。山﨑は、「うれしい。4万円だったのに…」と涙を流したという。では、おばたはいったい何でもうけたのか。事情を知る芸能ジャーナリストに話を聞いた。
「SNSです。日本体育大学卒業で、保健体育の中高教員免許を取得している抜群の運動神経を生かして、18年に“フィットネスYouTuber・SUZU”という女装のキャラを生み出して、フィットネス動画をアップしたのです。視聴回数があっという間に伸び、有料フィットネスイベント『OBATA クリニック』を開催すると、チケットが完売するほどの人気に」
家でできるトレーニング、オリジナル体操は新型コロナで自粛要請が出された今春、人気が再燃。5月には、おばたとSUZU、フィットネスインストラクターが考案したエクササイズ「ファミチキ先輩体操」が、大手コンビニエンスストアのファミリーマートのオフィシャルサイトで公開されるまでになった。
アイデアでヒットコンテンツを生んだおばたの勢いは、今年さらに加速した。
「大ブレイク中のNiziUの生みの親であり、韓国芸能界の大物プロデューサーであるJ.Y.Park、ディズニーランドのアトラクション、アニメのキャラクターほか、多くのものまね動画を投稿。100万を超える“いいね!”がつくこともあり、バズる動画と認定。ついに広告がついて、SNS月間広告収入が最高300万円になったそう」(先の芸能ジャーナリスト)
1分の面白動画より、20秒でそこそこ笑える動画がバズるコツだと知ってからは、思うように歯車が回り始めた。試行錯誤の末にたどり着いた動画配信という新たなフェーズ。おばたの着眼もさることながら、売れない芸人だった彼の先見性を見いだし、信じた山﨑も称賛されるべきだ。
山﨑の好感度、爆上がりか。
(伊藤由華)