問題となっているのは、「GoToトラベルキャンペーン」について取り上げている際の一幕。この日、番組では新型コロナウイルスの感染状況についても取り上げつつ、新型コロナウイルスによる経済への打撃についても紹介し、JR東日本、ANAホールディングス、吉野家ホールディングス、オリエンタルランドなど大企業が赤字になっていると報じていた。
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また、番組では「GoToトラベルキャンペーン」について、都道府県単位で出ている休業要請や5人以上の会食の自粛要請と矛盾しているとして、政府と都道府県知事の足並みの乱れを指摘していたが、その中で話を振られた政治ジャーナリストの田崎史郎氏は、「『GoToトラベル』は感染対策にはマイナスのように見えるんですけど、地方の観光業の人たちをどうするかっていうことですよ」と指摘。現状、都内の飲食店ですら潰れていることが多くあるとし、「だから地方の旅館とかそういうことを経営している人は本当に大変なわけです。その人たちを勇気づける、できることなら行ってあげる、ということをやっていかなきゃいけないっていうのは政府の発想なんです」と解説していた。
しかし、田崎氏が言い終わるか言い終わらないかの瞬間、被せるように発言したのが小倉アナ。田崎氏がいる方向からは目をそらしつつ、「別に大変なのは観光業者だけじゃないですからね」と強い口調で反論していた。
この小倉アナの発言について、「その通り」「いまは大変じゃない人なんていない」「病院だって倒産してるのに観光業だけ助けるっていうのも変な話」という賛同の声が集まった一方で、「観光潰れたら地方経済が終わるってことを分かってない」「観光に行く人が増えたら観光業だけに金が回るわけじゃないってことも分からないの?」「観光収入が主な財源になってる地方がどのくらいあるか理解しようともしていない」といった批判の声も寄せられていた。
賛否集まった小倉氏の発言。今後もこの議論は続きそうだ。