この曲は、2016年末に解散したSMAPを代表する夏ソングの一つと言える。2005年リリース、SMAP37枚目のシングルで、勢いのあるファンキーな楽曲だ。
作詞を務めたのは、当時『池袋ウエストゲートパーク』『木更津キャッツアイ』(ともにTBS系)で、新進気鋭の脚本家として注目を集めていた、クドカンこと宮藤官九郎だった。
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SMAPはジャニーズ事務所のタレントでありながら、レコード会社はKinKi KidsやNEWSが所属する、ジャニーズ・エンタテイメント(現・ジェイ・ストーム)ではなく、一貫してビクターエンターテインメント所属。そのため、SMAPの楽曲にはビクター系のミュージシャンが多く関わっている。
『BANG! BANG! バカンス!』と並ぶ、1996年の夏ソング、22枚目のシングル『青いイナズマ』の作曲を手がけた林田健司は、ビクターからデビューしていたミュージシャンだった。この曲は、オートレーサーに転向した森且行氏がグループを卒業した後、初めてのシングルであり、キムタクこと木村拓哉に、稲垣吾郎が加わったツイーンヴォーカル体制となった。
このほか、1998年の27枚目シングル、不朽の名曲『夜空ノムコウ』の作詞を手がけたスガシカオもビクターつながりだ。この曲はスガはもちろん、作曲を担当した川村結花のほか、小田和正、桑田佳祐など多くのミュージシャンにカバーされた。
SMAPの楽曲は、最高のスタッフが、最高の詩と、最高の曲を提供し、それをSMAP自身がさらに高めて行くパフォーマンスに仕上げていたと言えるだろう。