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史上初の偉業達成で紅白出場の可能性が浮上した瑛人

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 コロナ禍でアーティストたちの新曲リリースが昨年に比べて激減しているが、そんな中、上半期に一躍注目曲となったのが、ミュージシャン・瑛人(えいと)の「香水」だ。
 配信限定シングルとして、昨年4月21日に各音楽配信サービスにてリリースされたが、リリースからしばらくはまったく話題にならなかった。

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 しばらくすると、TikTok等のSNSやYouTubeなどで、「歌ってみた」や「弾いてみた」系の動画が増え、Spotify、Apple Music、LINE MUSIなどの各音楽サービスのチャートで急上昇。今年の2月29日に、大手通販サイト・Amazon限定で自主製作版のCDが販売された。

 「瑛人が恋人と別れて3か月ぐらい経った時に作った失恋ソング。心地よいメロディーと歌声に、サビの印象的な歌詞は、本人が働いていたハンバーガー屋のオーナーが『ドルチェ&ガッバーナ』の香水をつけていたことから着想を得たという。コロナの自粛期間中に“おうち時間”が増えたこともあって、どんどん曲がネット上で拡散していった」(音楽業界関係者)

 今年5月4日付の「オリコン合算ランキング」で22位にランクインして以降、順位を上げ、5月18日付、同25日付と2週連続で1位を獲得。また、Spotifyの「グローバルバイラルTOP50」で1位となり、日本人インディペンデントアーティストとは異例の快挙となった。

 そして、7月24日のテレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演。地上波初歌唱を果たしたのだ。
 「メジャーデビューもしておらず、インディーズレーベルからのリリースでもなく、完全なるインディペンデントのアーティストが国内チャートで1位となるのは史上初の偉業。デジタル時代でなければあり得ない偉業だったが、紅白もその存在を無視できないはず。紅白といえば、特定の商品名の歌詞はNGとされているが、瑛人が出場した場合、『香水』のサビの『ドルチェ&ガッバーナの香水』をどう扱うかが注目される」(芸能記者)

 ネット世代の視聴者は、紅白のステージに立つ瑛人の姿を見たいはずだ。

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