>>あんなものまで食べる? 千鳥、かまいたちに続くコンビ、関西ローカルの過酷なロケで修行中<<
名古屋は東京と大阪の間にあるため、移動の利便性があり、全国区でのメジャーな芸人がローカル番組を持つことが少なくない。中には、各地へネットされることもあり、知名度が高い番組も多い。それでも、制約が少ない分、自由な番組作りができるとも言われる。
2000年代に放送された、さまぁ〜ずの2人がゲリラ的なロケを行う『さまぁ〜ずげりらっパ』(名古屋テレビ系)で、ゲストとともに自転車で街中を走る企画などは、放送事故クラスのハプニングとして語り継がれている。
現在、名古屋発の番組で今もっともメジャーなものと言えば、爆笑問題の太田光と、くりぃむしちゅーの上田晋也による『太田上田』(中京テレビ系)だろう。もともと、楽屋でじゃれ合う2人の姿を面白がった、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』『踊る! さんま御殿!!』(ともに日本テレビ系)などの人気番組を担当している名物プロデューサーの菅賢治氏が企画を立案。インターネット番組BeeTVでの放送が終了すると、2人から「どこでもいいからできないか」と提案があり、2015年9月から名古屋で5分間の深夜帯ミニ番組としてスタート。現在は火曜深夜の25分番組となっている。
このほか、名古屋では今や、お笑い芸人よりも映画監督としてのイメージが強いガレッジセールのゴリが、折りたたみ自転車で名鉄沿線をめぐる旅番組『ゴリ夢中』(中京テレビ)を2007年から続けている。キャイ〜ンのウド鈴木も、2003年から中部地方を中心に全国各地を巡る『ウドちゃんの旅してゴメン』(メ〜テレ系)を放送している。どちらも、アットホームな雰囲気が溢れるものとなっている。
有名芸人による秘かな人気番組が多いのが、名古屋ローカルの特徴と言えるかもしれない。