番組では、あるゲームが行われるのみで、ミニコーナーなどの類は一切ない。ルールはいたってシンプル。若手〜ベテランまで、10名の芸人(プレイヤーは毎回変更される)が即興ネタが書かれたイス取りゲームを行うというもの。座れなかった芸人は「こいつなら勝てる」という芸人を指名し、モノマネや大喜利などのお題に沿って1対1で戦う。まさに“ストロングスタイル”のお笑い番組なのだ。
「審査員は、板尾創路や矢野兵動・兵動大樹ら実力ある芸人が務め、プレイヤーには芸歴30年近いベテランが混じることもある。そんな中で注目すべきは、大阪の劇場やテレビで活躍する若手芸人の躍動です。かまいたちや霜降り明星などの賞レース優勝経験者らも出演しているのですが、全国的にまったく無名の芸人が、実力派の芸人をなぎ倒して優勝することもある。彼らのポテンシャルの高さには驚かされます」(お笑いライター)
中でも、笑い飯・西田幸治が“鬼”と呼ばれるほど勝率が高く、出演するたびに優勝を勝ち取っている。どのようにして彼を倒すのかが、番組の中でキーポイントになっているのだ。
「他にも、関西では『武将様』キャラで浸透しているミサイルマン・岩部彰、若手実力派No.1の呼び声が高いロングコートダディ・堂前透など、注目すべき芸人も定期的に登場し活躍しています。番組で跳ねている芸人は地肩がありますから、数年後、全国で活躍している可能性も高いです。若手の青田買いをする意味でも注目の番組ですね」(同上)
現にジュニアは、注目している芸人に「ロングコートダディ」の名を挙げたこともある。“最近バラエティーで笑っていない”という人には、特に『千原ジュニアの座王』の視聴をおすすめしたい。