千原兄弟は今やテレビや舞台などで大活躍しているが、もともとは大阪で大ブレークして上京したコンビ。大阪を飛ばしてすぐに全国的なスターとなった1年後輩のナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)とは違い、東京で苦汁をなめる日々が長かった。対照的なコンビの間で、こんな逸話がある。
「かつて、ジュニアと岡村の不仲が取りざたされていました。若手の頃、ジュニアの先輩でもある雨上がり決死隊の宮迫博之と岡村が、ジュニアの住むマンションの下にある居酒屋で飲んでいたそうです。それを知ったジュニアは宮迫にあいさつをして帰ったのですが、岡村が『あいさつがなかった』とジュニアに対して激怒しました。しかし、事の真相は、ジュニアがベロベロに酔っ払っていたため、深々と頭を下げてしまい岡村が目に入っていなかっただけだったそう。翌日、宮迫から話を聞いたジュニアは顔面蒼白になったそうです。のちに番組で謝罪し、共演も果たしています」(芸能ライター)
ジュニアは、加藤とも問題を起こしているという。ジュニアが10代の頃、ある芸人とせいじが楽屋でケンカを始めた。兄を守ろうとジュニアが割って入ると、ほぼ面識のなかった加藤が3人を止めに入った。しかし、ジュニアは反動で「じゃかましいわ!」と返してしまったのだとか。そこから十年以上共演がなく、数年前に番組で謝罪した経緯がある。このように、“元年結成芸人”には少しもめ事が多い。ほかにもエピソードは多い。
「藤本とAは仲が悪いことで有名です。お決まりの流れでの絡みがうまくいかず、もともと藤本を良く思っていなかったAが藤本を無視をするように。また、せいじは、同期のなだぎ武と共演NGだそう。“あいつは人をイジるくせに、自分をイジらせない”とその理由を語っています」(同上)
血気盛んだったことは確かだが、上述した芸人の“実力”は誰もが知るところ。次の年号では、どんなお笑い芸人がエンタメ業界を盛り上げるのか期待したいところである。