男は27日午後2時すぎ、兵庫県尼崎市市内のパチンコ店に入店。そこで不審な動きを見せたところを、防犯カメラで確認した店員に取り押さえられ、窃盗で逮捕された。男は一体何をしていたのか。それは、パチンコには欠かせない「玉」だった。
>>トイレで放火、店員に頭突き…パチンコ店の客が起こしたありえない事件<<
他店で調達したと思われる玉3051個を予め袋に入れて持ち込んだ男は、おもむろに台へと流し込み、その玉でパチンコを打ったのだ。そして、“大当たり”を出し、儲けようとしていた。なんとも姑息な行動を店員が見逃すわけはなく、警察に110番され逮捕となった。警察の取り調べに対し、男は「生活費が欲しくてやった」と犯行を認めているという。
あり得ない行為に「そこまでしてパチンコで稼ぎたかったのか。なぜ働く気にならなかったのか」「玉を持ってくるなんて驚き。その情熱を別のことに使ってほしかった」「姑息すぎる」と呆れる声が相次ぐ。
また、複数のパチンコ店に勤務経験を持つネットユーザーからは「INとOUTが合ってなければすぐバレる。浅はか」「ホールコンピューターで出玉は管理されているので、おかしな動きをすれば即マークされる」「防犯カメラが至るところに設置されている。ホールコンピューターの異常値で男をマークし、カメラでチェックすればすぐに不正はわかる」と、不正を許さない体制が取られていることが明かされる。
さらに、「パチンコで生活費を稼げてしまうのが問題」「いつまでパチンコを野放しにしておくのか」「IRでギャンブル依存症を指摘しておきながらパチンコを放置するのはおかしい」という指摘も出た。
「他店の玉でパチンコを打てば儲かる」と考えた男の犯行は、あまりにも浅はかすぎた。