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名前、勤務先も拡散の大バッシング コロナ禍で問題となった感染者の行動とネットユーザーによる私刑

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画像はイメージです

 2020年は新型コロナウイルスが世界的に広まり、不自由で不安な日々が続いている。

 日本では2月下旬から3月末にかけてコロナ感染者が急速に増加した。4月に入ると政府が緊急事態宣言を発令し、5月末まで国民に外出自粛を要請。多くの国民がコロナに感染しないよう細心の注意を払った。

 しかし中には、自分勝手な行動でコロナを他人に感染させた人物がいる。特に批判が集まったケースを紹介したい。

・蒲郡コロナばらまき
 愛知県蒲郡市で、新型コロナウイルスに感染していた50代の男が、家族に「コロナをばらまいてやる」となどと話し、居酒屋を利用。その後フィリピンパブを訪れ、接客した女性を感染させた。
 店は休業し消毒作業をせざるを得なくなり、男は威力業務妨害罪で逮捕。その後この男は症状が重篤化し、死亡している。コロナ感染者の無自覚な行動が問題視された初めてのケースだった。

・感染を知りながら公共交通機関利用
 緊急事態宣言が発令されていた4月29日、東京都で味覚や嗅覚に異常を感じていた女性が、山梨県の実家に帰省。ここでバーベキューやゴルフ練習を楽しみ、5月1日に同僚の感染が発覚し検査を受け、2日午前に陽性と診断された。ここで実家待機と公共交通機関の利用自粛を求められていた。
 ところが女性はコロナに感染していることを承知で高速バスに乗り帰京。多くの人を感染リスクにさらした。女性は山梨県内で男性に複数回接触しており、後にその男性も感染が発覚している。
 無自覚な行動に怒りの声が向けられた。そのバッシングはすさまじいもので、本名や勤務先とされる会社がネット上に書き込まれることに。この件について「やりすぎだ」という声も多く、「コロナとネット私刑」が問題視されることになった。

・バーベキュー
 「ステイホーム週間」とされたゴールデンウイーク中、複数のテレビ局が多摩川でバーベキューを開催される様子を取り上げた。人が密集した状態でマスクをしないなど感染しやすい環境で、インタビューに答えた主催者の男性が「ガス抜きで開催した」「企画したら勝手に集まった」などと話し、その言動に批判が集まった。
 なおこのイベントで感染者が出たという話は報告されていない。

 この他にも感染が疑われる人物が自粛、自宅待機命令を無視する形で外出し、不特定多数を感染リスクにさらす、あるいは他人に感染させるなどの事例が報告されている。いずれもその後ネットで大バッシングが発生し、名前や勤務先等がさらされ、「私刑」が展開されている状況だ。

 自身が感染していることを知りながら他人を感染リスクにさらすことは言語道断。しかし、それを過度に批判し、ネットで叩くことも、正しいとは言えないのではないか。

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