>>10年ぶりの復活でも外れなし、アンタッチャブル快進撃の理由<<
芸人プリズン=監獄に収容された囚人芸人4人は、大喜利で100個の爆笑を取らなければ脱出できない。お題は囚人たちで考え、自分たちで回答。大爆笑(=BIG LAUGH)か否かは、別室にいる24人の看守(の衣装を着た一般人)の笑い声でジャッジされる。
囚人には、それぞれ罪名がある。若林は「MCの時にゲストにナメられがち罪」。春日は「同じギャグ擦りすぎ罪」。山崎は「OPトークで収録時間長引かせ罪」。柴田は「コンビ再開もいまいち仕事増えない罪」。
罪名通り、オープニングから疾走したのは山崎だ。「もっと捕まらなきゃいけない人、いたんだよ。最近」と笑いながら下を向く。柴田は「知らない」と無視して、暗に同じ事務所のアンジャッシュ・渡部建をかばってみせた。ところが、これは伏線だった。柴田はこの直後、剛腕を鳴らした。
若林が「若林の新しい○○芸人キャラ どんなキャラ?」というお題を出すと、柴田が挙手。フリップに「グルメ 高校野球芸人」と書いたのだ。いずれも、渡部の得意分野。柴田は、渡部をいったん無視して、渡部で回収するという高等テクニックを見せて、のっけからBIGLAUGHを勝ち得た。
その柴田が「10年ぶりに活動再開。でも思ったほど仕事が来ない!! なぜ」と切実な訴えにも似たお題を出すと、「期待したほど面白くない」(山崎)、「根本的には何も解決していない」(春日)、「楽屋が一緒か別々か、気を使う」(若林)、「ファンキー的な圧力」(山崎)、「時代が求めていない」(春日)、「やっぱり柴田さんがなんかちょっと…」(若林)と総攻撃されて、BIG LAUGHが6連弾。「1回やめていい?」と肩を落とすと、山崎が「1回やめない?っていうやり方が古い」とトドメを刺した。
“柴田劇場”で一気にBIG LAUGHを獲得したが、終盤ではSMALL LAUGH、さらにその下のSLIPが発動して、番組は「脱出まであと爆笑59個」のところで終了。次週の後編では、春日の妻からのメールが公開される予定だ。囚人たちの運命はいかに…。
(伊藤由華)