逮捕されたのは、静岡市清水区に住む40代の男。今年2月、静岡県内の電車内で優先席に座り携帯電話で通話している高校生に激怒すると、顔を殴る。さらに、高校生が下車する際、一緒に降りて「気をつけろよ」と声をかけ、去っていたのだという。
この後、怪我に気がついた母親が警察に相談。捜査の結果、清水区に住む40代男の犯行である可能性が高まり、逮捕された。警察の取り調べに対し、男は「そんなこともあった気がするが思い出せない」とトボけた発言をしている。
優先席での通話がマナー違反であることは間違いないが、だからと言って「殴っていい」ということにならない。ネットユーザーからも「暴行はどんな事があっても許されない。マナー違反を指摘するなら違う方法があったはずだ」「気持ちはわかるけど、殴ったら負け」「指摘だけでとどめておくべきだった」という声が上がる。
一方で、「高校生が携帯で通話しなければこんなことにはならなかった。高校生も悪い」「優先席のみならず、電車内での通話はマナー違反。この高校生が被害者ヅラするのは許せない」「この高校生も反抗的な態度を取っていたのでは? どっちも許せない」と、高校生の行動に憤る人も。
さらには、「親も子供にも非があると思えば、勉強として訴えないはず。過保護すぎる」「親もろくなもんじゃない。優先席で電話をするような子供の親はやっぱり異常だ」「自分の子供が優先席で電話をしたという羞恥心はないのか」と怒りをぶつける声もあった。
暴力を振るって怪我をさせる、優先席で通話する。どちらも肯定できない行動と言わざるを得ない。両者とも、猛省が必要だ。