2人は大阪府枚方市で店舗型風俗店を営業。4月15日から緊急事態宣言に伴い休業していたが、5月16日から営業を再開。その際、公式サイトに「ウイルス検査の結果、全従業員が陰性診断で安全が確認された」「消毒清掃を徹底している」などと宣伝していたのだ。
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ところが、警察が従業員に確認したところ、誰一人として検査を受けた者はおらず、入口にアルコール消毒液を置いただけだったという。警察はこの行為が不正競争防止法違反に該当すると判断し、経営者と公式サイト担当者を逮捕した。
警察の取り調べに対し、HP担当の従業員は容疑を認め、「従業員の生活がかかっていた。客集めのためにやった」と話している。「全員検査した」という文言を信じて来店した客も存在していたそうで、「まんまと騙された」形だ。
この事件に、「悪質。これでクラスターが発生したらどう責任を取るのか」「コロナに感染して『風俗店に行っていた』とはなかなか言えない。そんな心理を巧みに利用している」「濃厚接触当たり前の世界。そこで虚偽掲示なんて」と怒りの声が上がる。
一方で、「この時期に風俗に行く方がおかしい」「風俗店を全面的に信用する客もおかしい」「コロナも怖いけど、この分じゃ性病の検査もしていない可能性が高い。怖すぎる」「客も馬鹿」などの指摘も出た。
風俗に「行く・行かない」は自己責任だが、「検査した」と嘘の表記をして集客することは、不適切と言わざるを得ない。