事件の舞台は福島県郡山市。4月20日、市内の建物で31歳の会社員が初対面だった40代の女性に対し、「自分は新型コロナウイルスに感染している」と告げ、「あなたが濃厚接触者であることを公表する」と脅迫。今月26日に逮捕された。色々と謎の多い事件だが、現状なぜ2人が会っていたのか、どういう関係なのかについてはわかっていない。
取り調べに対し、男は「コロナの話題は出したが脅してはいない」と容疑を否認しているという。警察は事件の経緯など、詳細を調べている状況だ。なお、男は新型コロナウイルスに感染しているという事実はなかった。
たとえ新型コロナウイルスに感染している、あるいはその濃厚接触者だったとしても、恥じることではない。それを「濃厚接触者として公表するぞ」と脅すのは、少々筋違いにも思える。
謎が多いこの事件に、「濃厚接触者と言って脅してどうする。意味がわからない」「男は何がしたかったのか。脅迫して女性を自分のものにしたかったのか?」「とにかく頭の悪い犯罪者」と驚きの声が上がる。
また、「コロナと偽った事件が多すぎる。許せない」「コロナウイルスに感染していないのに、感染していると嘘をついて広めようとする行為は重罪にするべきだ」「今後もこういう事件が続く可能性がある。抑止力が必要ではないか」という声も出た。
新規感染者の数が減り、緊急事態宣言も解除された日本。しかし、コロナウイルスが完全になくなったわけではなく、明確な治療薬も開発されていない。感染していると嘘をつき、脅迫する事件はこれからも起こりうる。抑止力となる法律が必要ではないか。