記事によると、当該のスタッフは新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査を受けており、制作を手掛ける大阪・毎日放送は「結果が出るまで次回収録を見合わせる」としているという。
同番組は、お笑いコンビ「ダウンタウン」の浜田雅功がMCを務め、芸能人がさまざまな分野の才能があるかどうかを専門家が査定してランキングで発表。中でも、俳句の分野では、俳人の夏井いつきさんの辛口の評価に、出演者たちの悪戦苦闘ぶりが人気となっている。
「もし、スタッフの感染が確認された場合、浜田ら出演者たちは濃厚接触者に当たるため、場合によってはPCR検査を受けることになりそう。そうなったら、複数の感染者がいる可能性もありそうだ」(テレビ局関係者)
毎日放送といえば、4月、新型コロナウイルスに感染して兵庫県内の病院に入院していた取締役が心筋症のため死去していたことを発表していた。
一方、TBSは3月末に60代の男性派遣契約社員の感染を公表していたが、ほかにスタッフや出演者の感染は発表されていなかった。
「民放キー局でコロナの第1波で大打撃を受けたのは、キャスターを務める富川悠太アナウンサーら看板ニュース番組『報道ステーション』が複数の感染者を出してしまったテレビ朝日。フジテレビはスタッフ、出演者を含め、感染者が出ていないことになっている。しかし、先月末、緊急事態宣言が解除されたことを受け、各局はドラマやバラエティーの収録を一斉に再開。十分に感染予防対策を取っているはずだが、今後、第2波、第3波でのダメージを何とか食い止めなければならない」(芸能記者)
各局が通常の収録体制に戻れるのはまだまだ先になりそうなだけに、どう頭を使うかが勝負になりそうだ。