この日は、シンガポールで発生した新型コロナウイルスのクラスター問題を報じた。現地は、ウイルスの活動は下がると言われる高温多湿だが、その感染拡大に関係しているとして紹介されたのが、エアコンだった。
「番組が展開したのは、現地では『換気という概念があまりない』という主張でした。また、シンガポールの国立大学の研究科の話でも、『エアコンはなくてはならないもの。しかし、湿度が低く涼しい密閉空間は感染拡大を手助けするかもしれない』と、エアコンが効いている中、密閉された場所が危ういと証言していました」(芸能ライター)
>>コロナで脚光を浴び衣装も派手になってきた岡田教授、あの番組にはもう出ていない?<<
だが、問題はここからである。羽鳥慎一アナウンサーが「高温多湿であるが故に開けられない。開けようと思えば開けられますが、開けないので密閉されると」と述べた後、岡田氏は「エアコンのフィルターにはウイルスがいっぱいいると思います」と発言。続けて、「MERSの時の集団感染院内感染の時も、エアコンのフィルターにびっしりウイルスがいました」と、2012年に初めて感染が報告された中東呼吸器症候群、MERS発生時にもエアコンにウイルスが付着していたと、どこから持ち出したのか分からない説に言及していた。
聞き捨てならない重大証言だが、羽鳥アナはなぜかこれをスルー。「(対策を)どうしますか?ということになると、韓国同様に検査を、というところに玉川さん、なってくるわけですね」と、テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏に話を振っていたのだ。
この後、エアコンに関する話題として、そこから吹いてくる風の流れが一直線に当たる箇所では、感染者の飛沫がどんなに離れていても飛びやすいという研究事例が紹介されていた。
つまり岡田氏は、感染者がいた場所にあったエアコンには、飛沫によるウイルスが付いていたということを言いたかったようなのだが、説明不足だったようで、なんともハッキリとしなかった。
視聴者も同氏の発言に即座に反応。「これって、本当なの?カビなら繁殖するが、ウイルスがフィルターで増えるとも思えんし」「岡田先生いまサラッと怖いこと言った」と不安に陥る者や、
「今度は岡田晴恵がエアコンのフィルターにウイルスがビッシリと言い出しましたよ!家電メーカーやこれからエアコンを使う会社、学校、店、みんな抗議した方がいいっすよ〜〜」と抗議をあおるユーザーも。
さらに、「エアコンのフィルターにウイルスがびっしりいますというなら証拠出してほしい。憶測で発言が多すぎ」と苦言を呈したユーザーもいた。説明責任が問われそうだ。