この日、『深イイ話』パートでは、吉本興業のマネージャーに密着。その中でも特にフィーチャーされていたのが、吉本入社2年目の25歳女性マネージャーで、かまいたち、博多華丸・大吉、千鳥、次長課長を担当しているといい、早稲田大学大学院の理系学科を卒業した“リケ女”だと紹介されていた。
しかし、その理系エピソードの一つとして紹介されたのが、「事務仕事はリケ女を発揮」というもの。他のマネージャーの先輩が領収書の計算で電卓を使う中、その理系マネージャーはExcelを使って入力しており、「関数を使った数式をプログラム」とテロップで紹介される中、関数のSUMやCOUNTなどを使い、合計額や領収書の枚数を計算していた。
だが、SUMやCOUNTはExcelでも基本中の基本。理系・文系関係なく多くの人が利用しているため、番組の煽り方に対して、「Excel使ったくらいでリケジョ認定は大袈裟」「これくらいで理系とか言われたら逆に本人も恥ずかしいだろうに…」「いくらこれしかエピソードなかったって言ったってこれを理系って表現するのは無理がある」といった冷たい声が多く寄せられてしまっていた。
「また、特集の間、右上に『高学歴だけど女子力ゼロ』と記されており、手料理を作らない、洗濯が苦手といったエピソードが紹介されていましたが、これについても『今どき女子力ゼロって表現どうなの?』『頭いい人に、でも女子力ゼロって言葉合わせるってバカにしてる』といった批判も多く寄せられていました。仕事に邁進している彼女に対し、『リケジョ』『女子力ゼロ』という表現を使うこと自体、多くの視聴者が『小バカにしている』と感じてしまったようです」(芸能ライター)
ツイッターでは、「SUM関数」「女子力ゼロ」といったワードがトレンド入りに。不快感を訴える声が殺到していた。