大竹は慎重に言葉を選びながらも、「女性と付き合えず性風俗を利用する男性もいる」といった例を引き合いに、性風俗は社会のグレーゾーンとして必要な場所ではないかといった質問をぶつけていった。さらに、政治家の問題発言が追及されず、岡村の言葉が突出して取り上げられてしまう現状を嘆く発言も見られた。これに対し、藤田氏は「お金のやりとりをして、そういう行為をするのは前向きには捉えていない」と、あくまでも性風俗産業に批判的なスタンスを取り、岡村の発言も明確な性差別発言であり、「擁護のしようがない」と厳しい意見を述べた。
放送後には、ツイッターで「私自身はセックスワーク論の主流派に与していないことはご理解いただきたい」と、改めて自身の立場を主張している。ここでいう主流派は、大竹が番組内で述べた、「グレーゾーン」「必要悪」として性風俗を一部肯定する立場であり、藤田氏はそこに与しないのだろう。
この藤田氏のスタンスに、ネット上は「売春は昔の日本でも行われていたけど、どう思いますか?」「大竹さんの質問から逃げ回っている印象でした」といった否定的な声が殺到してしまった。さらに、一部の岡村ファンの間では、藤田氏が問題に火をつけたと見る声もいまだに根強い。そこで、「岡村は謝っているのに、まだ許さないってどういうこと」「是非とも岡村さんとも話し合いをして欲しい」と岡村に絡める声も聞かれた。
大竹が、岡村が相方の矢部浩之も加わり2週にわたって謝っているが、世間の空気は「まだ許されていない」と感慨を述べた通り、この問題は当分議論が長引きそうだ。
記事内の引用について
藤田孝典氏のツイッターより https://twitter.com/fujitatakanori