番組内では2人の肩書には触れなかったが、各スポーツ紙によると、感染したのはチーフプロデューサーとチーフディレクター。チーフディレクターは、フリーアナウンサー・赤江珠緒の夫で、赤江アナは、夫がPCR検査を受けたことを明かし、自身がパーソナリティーを務めるTBSラジオ「たまむすび」の13日、14日放送は電話出演で対応したが、15日はリモート出演も見合わせていた。
また、「報ステ」では、コロナウイルスに感染して入院中のメインキャスター・富川悠太アナウンサーの謝罪コメントも発表。富川アナは「番組で繰り返し感染予防を呼び掛けていた立場にもかかわらず、このような事態を招き、視聴者の皆様、関係者の皆様に大変なご迷惑をおかけしました。申し訳ございません」と謝罪。感染経路は思い当たらないという。
「富川アナは夜遊びするタイプではないので、感染源は番組のスタッフなのではと噂されています。富川アナは、再三、上司に体調不良を訴えていたにもかかわらず、番組に出演。そのため、ネット上では“出勤”させた上司に対する批判の声が上がっていたが、その上司も感染してしまった」(テレ朝関係者)
各紙によると、局内に感染者が続出したことを受け、テレ朝は東京・六本木の本社ビルを、17日から3日間、生放送は除き、完全封鎖して消毒作業を行うことを決定。
これまでも、2人の感染者を出した本社4階のフロア、スタジオ、スタッフルームなどをその都度消毒してきたが、今回は社内全フロアで実施。さらに、週明けの20日以降は、すべての来客に対し、入館不可とすることも発表した。
「ここまで対策して、今後、さらに『報ステ』から感染者が出るようであれば、番組そのものが放送休止に追い込まれてしまうのでは」(放送担当記者)
コロナの猛威は、テレ朝の看板報道番組を窮地に追い込んでしまった。