そんな中、大ダメージを受けているのが音楽業界だ。
「音楽で金を稼ぐには、ライブをやることも大事だが、ライブ会場での物販も大きな収入源。基本的にお客さんに会場に来てもらわなければ始まらないので、この状況が続くのは厳しい。とはいえ、大阪のライブハウスで集団感染してしまった事例もあり、ライブが開催できるのはコロナの騒動が収束してからも、しばらく時間がかかるのでは。各レコード会社は本年度、大幅な売上げ減になりそうだ」(音楽業界関係者)
芸能界では先日、亡くなったタレントの志村けんさんが芸能界で初めて感染したことを公表したが、歌手やミュージシャンの感染公表はまだ事例がない。
そんな中、3月30日に大手レコード会社・エイベックスは、同社グループの従業員1人が新型コロナウイルスの検査で陽性と確認されたと、公式サイトなどで発表した。
同社によると、この従業員は体調不良のため自宅待機していたが、同28日に感染が判明。これを受け、同従業員の行動履歴や、濃厚接触者を調査し、対応するとしている。
また、ソニー・ミュージックエンタテインメントも同日、30代の男性社員1人の感染を発表した。
「エイベックスに関していえば、コロナの感染が拡大してから、あるタレントの囲み取材を社内で開催した。ほかにイベントがなかったので、多くの報道陣が集まったが、会議室を使おうとしたら、『大人数が集まるのはNG 』と会社の総務部門からお達しが。ほかの場所で行ったが、感染者が出たら一大事だと思ったようで、『場所は伏せてほしい』とのお達しが。しかし、皮肉なことに自社から感染者が出てしまった」(ワイドショー関係者)
今後、各レコード会社社員の感染も公表されたら、さらなるパニックになりそうだ。