事件が発生したのは29日午前11時。岩見沢市栗沢町の民家に、裏口から男が侵入。この家に住んでいる92歳の男性と88歳女性の夫婦に対し、持っていたノコギリを振り回しながら、「ごはんくれ」と要求。天ぷらやみそ汁などを飲み食いするなどして30分ほど居座った。
さらに、男は「金をくれ」と脅迫。現金2000円を奪い逃走。幸い、夫婦に怪我はなかったが、被害女性によるとかなり怖い思いをしたとのことだ。
30日19時現在、男は逮捕されていない。警察によると、男は身長160センチ、年齢は50代半ばから60歳くらいで、黒い服を着ていたという。また事件後、被害にあった住宅の向かいで納屋が燃える不審火も発生しており、警察が関連性を調べている。
ノコギリを振り回し民家に押し入り、「飯を食わせろ」と要求したうえ2000円を奪って逃げるという異常な事件に、ネットユーザーからは「怖い。こんな男が入ってきたら腰を抜かしてしまいそう」「酷すぎる。なぜ飯が食えなくなったのかはわからないが、食えないなら生活保護を受けるべきではないか」「事件を見るとかなり短絡的で、無計画。追い詰められていると思われるが、なぜここまで追い詰められていたのか…」と呆れや恐怖の声が上がる。
一方で、「夫婦に怪我がなくて良かった」「危害を加えられなかったのは不幸中の幸いだった」と「命が助かった」ことに安堵するネットユーザーも多かった。
地方などでは、高齢者を中心に「平和な土地」であることに安堵し、施錠しない世帯も多いと聞く。しかしこのご時世、何があるかわからない。家にしっかり鍵をかけ、防犯意識を高めてほしい。