今年の『チャンピオンカーニバル』は、4月6日に東京・後楽園ホール大会で開幕するが、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大が、これから来日する選手に大きな影響を与え始めている。外国人選手の参戦率が高い格闘技イベントも来日が困難なことから、大会を中止ないし延期にする大会も増えており、今大会の目玉の1人だったスミスJr.は、こうした世界情勢を踏まえて、早期に来日することで、初参戦となる全日本マット参戦を実現する気持ちを示していたが、断念せざるを得なかったようだ。
今年は全18選手が出場し、2ブロックに分かれてリーグ戦を行い、両リーグの最高得点者が、5月5日の後楽園大会で優勝決定戦を行うことが発表されているが、3選手が欠場することによる対策は近日中に発表される見込み。23日の後楽園ホール大会では、この時期の平日開催としては驚異的な1,213人(満員)を動員し、メインイベントでは諏訪魔が宮原健斗を31分を超える死闘の末、破って三冠ヘビー級王座を奪還している。団体としてはこの勢いを持って春の最強決定戦『チャンピオンカーニバル』に臨みたいところだろう。
スミスJr.の初参戦は、しばらくお預けとなったが、全日本プロレスらしいパワフルかつど迫力なリーグ戦の数々に期待したい。
(どら増田)