各報道によると震災による死者・行方不明者は、避難生活などで亡くなった「災害関連死」を含めて2万2167人。また、9年が経過した現在でも、全国で4万7737人が避難生活を余儀なくされているという。
この悲劇から9年の節目を迎えた11日、SNS上では多数のアスリートがメッセージを投稿している。
震災の影響で開幕が延期された野球界では、ヤンキース・田中将大(当時楽天)、カブス・ダルビッシュ有(当時日本ハム)、ツインズ・前田健太(当時広島)の日本人メジャーリーガー3名が、それぞれ自身のツイッターにコメントを投稿している。
女子レスリングの元世界女王・吉田沙保里は「今も色々と大変な時期ですが、みなさん前向きに頑張って行きましょうね」とメッセージを投稿。
震災が発生した2011年にW杯を制した女子サッカー元日本代表の丸山桂里奈も、「ずっと時計が止まっている気持ちもあります。心に穴が空いてる気持ちもあります。でも、自分ができることを続けて少しでも街が元気になり、みんなに笑顔が戻ればいいなと願うばかりです!」と被災地に思いを寄せている。
また、東京五輪で金メダル獲得が期待されるバドミントン男子・桃田賢斗は「自分の故郷でもある 福島。 福島の皆さんには本当に感謝してます。 福島のみんなの為にも自分は今しっかりトレーニングを続ける事が大事。 必ず良い結果を伝えられるように」と決意を述べている。
発生から月日が経つにつれ、震災の記憶が薄れることを危惧する声も高まっている「3.11」。今後も震災の記憶を風化させず後世に伝えていくためには、強い影響力・発信力を持つアスリートたちも重要な役割を担っている。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
吉田沙保里の公式ツイッターより
https://twitter.com/sao_sao53
丸山桂里奈の公式ツイッターより
https://twitter.com/marukarichan11
桃田賢斗の公式ツイッターより
https://twitter.com/momota_kento