「ドラゴン桜2」は、前作の原作者、三田紀房氏が2018年から漫画誌「モーニング」(講談社)で連載中の同名コミックが原作。前作は低偏差値の私立高校にやってきた弁護士・桜木建二(阿部)が、超進学校に生まれ変わらせようと生徒とともに奮闘する姿を描き、平均視聴率は16・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。
視聴率のみならず、卓球やトランプをしながらの計算など、東大合格のための「桜木メソッド」と呼ばれる勉強法も話題となった。
記事によると、続編制作のきっかけとなったのが、大学入試制度改革。今年でセンター試験が終了し、次回からその後継となる大学入学共通テストが行われることが発表されているが、そのタイミングでの制作が決定。
前作では、「東大クラス」の生徒役を山下智久、長澤まさみ、新垣結衣ら今をときめくスターたちが熱演。今作のキャストは現在、1000人にも及ぶ応募の中から選考中だというのだ。
「オーディションに受かって生徒役をゲットすれば、ブレイクすることは約束されている。一方、阿部は06年にヒットした主演ドラマの続編『まだ結婚できない男』(フジテレビ系)が昨年10月期に放送されたが、話題にならずに数字も低迷。巻き返しを図りたいところか」(芸能記者)
すでに、フジテレビは女優・上野樹里主演のフジテレビ系月9枠のドラマ「監察医 朝顔」の続編「監察医 朝顔2」を夏・秋の2クールで放送することを発表。
他局も夏クールで強力なドラマをぶつけて来そうだが、各局は大きな問題を抱えているというのだ。
「今年の夏クールは、各局とも“東京五輪シフト”を組んでいるので、ドラマの放送開始日が未定。しかし、新型コロナウイルスの影響で五輪の中止・延期話も浮上。そうなれば、撮影スケジュールや編成の大幅な見直しが必要だが、まったく先が見えない」(テレビ局関係者)
制作サイドもキャスト陣も、気持ちが落ち着かない日々を送っているはずだ。