9年間(2011-2019)プレーしたヤクルトから昨年12月2日に自由契約となり、「2年契約・総額10億円」の条件で同月16日、ソフトバンクに入団したバレンティン。1日から24日まで宮崎で行われた春季キャンプを怪我なく完走し、23日に行われたオリックスとのオープン戦では志願して「4番・DH」で先発出場するなど開幕に向け順調に調整を行っている。
そのバレンティンは25日午後10時39分、自身のツイッターに「誰かがあなたを必要としなくなったのであればとどまる必要はない。それは忠誠心とは関係のないことだ」と突然英語で投稿。また、この投稿には「#period」というハッシュタグも添えられていた。
さらに、同日午後11時57分には、「俺はみんなを幸せにしたいと思うがそれは不可能だ。俺が再契約しなかった(退団した)のは俺のせいじゃない」とこちらも英語でツイートした。
2つの投稿を受け、ネット上のファンからは「意味深すぎる、一体何があったんだ」、「再契約って書いてるから、ヤクルト関連の内容のような感じがする」、「忠誠心とか再契約とか書いてるし、多分これヤクルト時代のことだよね?」、「昨オフの退団のことで誰かから何か言われたのか?」、「もしかしたら未だに心無い批判を浴びせてくる奴がいたのかも」といったコメントが多数寄せられている。
「『優勝したい』という理由でソフトバンクに移籍したバレンティンですが、ヤクルト退団当時から『金に釣られて出ていった』と批判的に見る向きはあります。ただ、バレンティンはヤクルトに強い愛着を持つ選手として知られており、ソフトバンク移籍後もSNSでたびたびチームやファンに感謝を述べたり、ソフトバンク応援団に『ヤクルト時代の応援歌を使ってほしい』と頼み込んだりしています。ファンの中にはこれらの事柄を踏まえ、今回の投稿内容を“退団批判への反論”と解釈しているファンも少なくないようです」(野球ライター)
その後現在(26日正午)までに、2つの投稿をともに削除しているバレンティン。様々な憶測を呼んでいる今回の一件だが、果たしてその真意はどこにあるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
バレンティンの公式ツイッターより
https://twitter.com/cocobalentien