逮捕されたのは、神戸市須磨区在住の会社員高島伸也容疑者(36)と、妻で歯科衛生士の裕美容疑者(38)。2人は昨年11月26日、長男(5)・長女(3)・次男(1)・三男(3か月)の4人を自宅に放置し、パチンコ屋に出掛けた。
子供を放置しパチンコを楽しんだ夫婦が帰宅すると、三男の様子がおかしいことに気が付き、119番。救急搬送されたが、死亡した。現在のところ死因はわかっていない。長男・長女・次男は健康状態に問題がなかったが、ネグレクト傾向があるなどの理由で、施設に保護されている。両容疑者はいずれも容疑を認めており、警察は今後三男を放置して死亡させた保護責任者遺棄致死の疑いもあると見て、捜査を進めていく方針だ。
子供4人を放置してパチンコ屋に行きうち1人を死なせるという行動に、「殺人罪で裁くべきだ」「子供の命を軽視している。許せない」「それなりに収入があったはずなのに、子供に無関心。性欲の赴くままに生活していた鬼畜人間。こんな親が増えてほしくない」と怒りの声が相次ぐ。
そして、「亡くなった子供は来世で幸せになってほしい」「残された子供を絶対に親に返してほしくない」「二度とこの親に子供を会わせないでほしい」と、子供を心配する声が上がる。さらに、「パチンコは害悪。規制するべきだ」「パチンコもギャンブル。カジノ導入を拒んでパチンコを許す政治家は信じられない」という指摘も出た。
家に子供を4人放置してパチンコを楽しみ、うち1人を死亡させる行為は、親としてありえない。罪をしっかりと償ってもらいたい。
文 櫻井哲夫