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【放送事故伝説】思わず素顔が……ベテラン歌手の「歌詞間違い」伝説!

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氷川きよし

 2019年、芸能界で密かなトピックとなっていたのが歌手・氷川きよしの「芸風チェンジ」である。氷川きよしと言えば、2000年の『箱根八里の半次郎』のデビュー以来、「演歌界のプリンス」として幅広い世代から人気を獲得してきた。
 しかし、2019年中盤当りから、女性のようなビジュアル系メイクを施しメディアに登場。8月には日本テレビ系の情報番組『スッキリ!』で、自らを「あたし」と呼称し、話題になった。

 そして、年末の「第70回NHK紅白歌合戦」のリハーサルでは、「きよし君にはさよなら。きーちゃんとして、生きていく」とマスコミに宣言し、デビュー20年を前に「氷川きよし」は新しいステージへと進化した。

 さて、そんな氷川きよしだが、2019年9月に発生した放送事故により、その片鱗が既に見えていたという出来事があった。
 2019年9月17日に生放送されたNHK総合『うたコン』に出演した氷川きよしは、アニメ『ドラゴンボール超』の主題歌『限界突破×サバイバー』をメイクたっぷりで歌唱。最初は順調な歌い出しだったが、曲の終盤近くになって、歌詞を間違えてしまった。

 歌手ならば、誰もが恐れる「歌い間違い」というハプニングに対し、氷川きよしはなんとか途中で軌道修正を行い、演奏が終わったと同時に「ペロッ」と舌を出し、カメラの前で愛嬌を振りまいたのだ。
 このとっさの演出に、視聴者の一部は氷川きよしの体に「何かしらの異変」が起こったことを察知したという。
 なお、演歌歌手に限らず、歌手は「歌詞を間違えた」際の回避方法をいくつか身に着けているとされる。

 特に「歌詞間違いが多い」と指摘されてるのがT.M.Revolutionこと西川貴教で、フジテレビの音楽番組「HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP」の特番に出演した際には、自身の代表曲である「HOT LIMIT」の冒頭の歌詞をド忘れしたほか、テレビ朝日の「ミュージックステーション」に出演した際には同じく、何度も歌っているであろう「HOT LIMIT」で、1番と2番のサビの歌詞がごちゃ混ぜになるというハプニングを起している。

 ハプニングの解消方法も「芸のうち」ということか。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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