各紙によると、歌手別で1位となったのは、大トリを務めた白組の「嵐」で、歌唱中は40%超えをキープ。終盤の午後11時38分に40.8%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録したという。
歌手別2位は、白組の氷川きよしで、40.4%。歌唱した「紅白限界突破スペシャルメドレー」のラストの場面で、この日初の40%超え。3位は紅組のトリを務めたMISIA。抜群の歌唱力で実力を見せつけ、ラストに40.1%を記録したという。
昨年の紅白は、第2部(後半)の視聴率が2部制となった1989年以降、ワーストとなる37.3%だったこともあり、40%を超えたのはこの3組のみだった。
「菅田将暉、Official髭男dism、日向坂46ら初出場組は今年のヒット曲を歌ったが、それほど話題性がないので、NHKが期待していたほど数字は伸びなかったことも、ワースト更新の要因だった」(放送担当記者)
そんな中、奮闘したのが歌手別2位に入った氷川。昨年は歌手別で40.9%を獲得するも、40%超えの歌手が多数いたことから歌手別トップ10に入らず。しかし、今年は見事に平均視聴率アップに貢献したが、その要因はやはり話題性だったようだ。
「リハーサルの囲み取材には、女子力高めのビジュアルで登場。『今年の“キーちゃん”の集大成。“きよしくん”はちょっとサヨナラして』などと意味深なコメントを連発。各メディアで大々的に取り上げられた、紅白本番でもこれまでのイメージを吹き飛ばすステージを披露。今後、“視聴率男”として重宝されそうだ」(芸能記者)
昨年の紅白でいろんな意味での“限界突破”に成功した氷川だが、今年はさらにその言動が注目されそうだ。