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【放送事故伝説】昭和の大スターが花火大会の生中継で発した衝撃の一言とは!?

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 12月12日、『不良番長』や『仁義なき戦い』などで知られる梅宮辰夫さんが慢性腎不全のため81歳で亡くなった。

 60年代から70年代には二枚目の若手スターとして、80年代と90年代はテレビドラマにバラエティ番組と幅広く活躍。50年にわたり国民に親しまれてきた大スターだった。

 さて、そんな梅宮さんだが、2000年代に入りある生放送で発した一言が、いかにも昭和の大物スターらしい「放送事故」だったとして、しばしば都市伝説として語られることがある。

 それは2010年7月に行われた隅田川花火大会でのある一幕だった。テレビ東京は毎年、この隅田川花火大会の模様をテレビで独占生中継しており、総合司会は俳優の高橋英樹が毎年担当している。

 梅宮さんは他のゲストともに花火を鑑賞したのだが、その際に「花火は腹にくる音が肝だ。だから生で見なければ意味がない」とテレビで花火中継を見ている人たちを全員敵に回すような一言を発してしまったのだ。

 これにはさすがの共演者もビックリしたようで、高橋とともに司会を担当していた大江麻理子アナが慌てて「テレビもいいですよ!」とフォローに入る始末だった。

 この放送事故に関して、番組内で謝罪は特になかったがこの後、梅宮さんが再び隅田川の花火中継に呼ばれることはなかったという。

 なお、これは余談だが、梅宮さんが若いころに発表したシングル『シンボル・ロック』(1970年)は内容が過激だとして要注意歌謡曲に指定されており、テレビやラジオで放送されることはない。『シンボル・ロック』の「シンボル」とは、いわゆる男性器のことを指している。

 『シンボルロック』は長い間、放送されることはなかったが2007年にTBSラジオで特集された「放送禁止歌」の特別番組でようやく放送されるに至ったという逸話がある。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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