この発言は15日の記者会見で出たもので、松井市長は同日開かれた会議で、不登校の原因の1つにスマホやゲーム依存があると説明を受けたことを明かし、エビデンスが確認できれば、「夜は何時までとか、条例でルール化したらどうか」と規制案に言及。
ただし、同市長は強制力や罰則を付けたりするのは難しいとし、あくまでも指針のような形でルールを作ろうと考えているようだ。
この言及に、ネット上では「不登校の原因がスマホやゲームなわけがない。まず学校やいじめ問題の撲滅に着手するべきだ」「条例を示したところでなんになるのか。意味がわからない」「学校で嫌なことがあるからゲームやスマホに依存するんだろ。それくらいもわからないのか」と不満の声が噴出。
口の悪いネットユーザーからは、「なんでも規制、規制。権力の濫用も甚だしい」「まるで北朝鮮や中国。憲法違反なのでは?」「スマホやゲームを拠り所にしている子供は自殺するしかなくなる。子供に死ねと言っているのか」「本当に悪いのはゲームとスマホなのか。この2つに救われている人もいるはずだ」「大阪終了」「大阪やばすぎ」など、かなり厳しい指摘が上がった。
一方、日本維新の会所属の参議院議員の音喜多駿氏は、松井市長と記者のやり取り全文を書面化し、「スマホ・ゲーム規制に関する松井市長の記者会見、該当部分を文字起こししました。条例化や行政による規制について、極めて慎重な態度であることがわかります。大阪市や松井市長がゲーム・スマホを規制するかのような記事は現時点ではミスリードです。ぜひ拡散をお願いします」と理解を求めた。
松井一郎市長の真意は不明だが、不登校とスマホ・ゲームの関連性に理解が得られていない現状での「自治体による規制」は暴論と感じた人が多い。発言の真意などについて、Twitterやブログなど、記者の意向が入らない情報発信ツールで、真意を説明する必要があるだろう。
文 神代恭介
記事の引用について
音喜多駿の公式Twitterより https://twitter.com/otokita