辛坊治郎氏の日本テレビ女性社員に対する「壁ドン」行為などのパワハラ疑惑をめぐり、週刊文春1月23日号が続報を掲載。女性社員および男性プロデューサーから社内報告書を入手し、パワハラとされる場面の詳細などが記された報告書の内容を伝えた。
これを受け『バイキング』では、週刊文春の取材でこの内容を否定している辛坊氏に、質問状を送付。辛坊氏は、「法的措置に移行せざるを得ず、それを決意しました」と、報道内容をめぐり全面的に争うと回答した。
番組のスタジオでは、辛坊氏の疑惑に対し出演者がコメントする中、楠田は「問題を深刻にしているのは、パワハラであると同時にセクハラでもある(から)」と辛坊氏の「壁ドン」行為を批判。辛坊氏の相手が女性でなければ今回のように「執ように責め立てたりはしなかった」などと推測した。
さらに、「圧倒的男性優位社会であるこの日本においては、女性は常にセクハラとパワハラが表裏一体となった状況で責められる方が多くて、とても悩んでいるんですよ」と女性の社会的な立場の弱さを語る。その上で今回の週刊文春の報道には「(職場で嫌がらせを受けて)悩んでいる女性たちの力にもなるだろうなというふうに感じました」と評価した。
しかし楠田の発言にネットからは「パワハラ受けるのは女性だけではない」「同性同士もセクハラ成り立つぞ」「『男→女』のみをセクハラとしてそうだよな。『女→男』もセクハラだぜ?」などとパワハラやセクハラの見方を間違えているという批判が出た。さらに「楠田さんのような人がいるとマジで困ってる女性と志を持った女性が参ってしまう」「よほど性別問題にしたいらしい。なんか極端すぎる」「あんまり女性は女性は、て言ってるのは逆効果」などと楠田の女性を擁護する姿勢が過剰すぎるという指摘も見られた。
辛坊氏の疑惑に乗じて「女性の味方」であるとアピールした楠田だが、多くの視聴者が「ズレ」を感じたようだ。