「同番組放送後、女性プロデューサーと番組内容について話し合っているうちに口論に。ついに辛坊氏は壁に手をつき、いわゆる“壁ドン”の格好で、彼女を衆人環視の中で『お前なんかいつでも飛ばせる』などと罵倒したというのです」(芸能ライター)
気付けばキャスターの中でもその地位を確立している辛坊氏。そもそも彼は何者なのだろうか。
「辛坊氏はもともと読売テレビアナウンサーです。のちに報道部チーフプロデューサーや、報道局の情報番組部長などを歴任し、独立しました」(同)
アナウンサーからキャスターに転身する人はいるが、大方はバラエティ路線に移っていく中、フリーになった後も硬派な番組を担当するのは珍しいだろう。その舌鋒鋭い主張で、土曜朝にMCを務める『ウェークアップ!ぷらす』(日本テレビ系)は2005年のスタート以来、同時間帯で視聴率10%前後と、一番人気を誇っている。また、やしきたかじんさん亡きあと、『そこまで言って委員会NP』(同系)の司会も請け負うなど、その実力は折り紙付き。政治論にうるさい中高年層からの支持は厚い。
ただ一方で、辛坊氏は時に大胆な挑戦をして驚かせることがある。それがヨットによる太平洋横断だ。
「2013年6月、辛坊氏は全盲のヨットマンを補助しながら、福島・小名浜港から出発。8月にアメリカ・サンディエゴに到着する予定で航海した。だが、わずか2週間後の6月21日、クジラと思われる生物と衝突してヨットが浸水し、航海を断念。プロジェクトはとん挫してしまいました」(同)
当時、この挑戦は無謀だと批判を浴びたが、そのチャレンジ精神は称えられるべきものだろう。『深層NEWS』での出来事が事実だとしたら落ち度ではあるが、番組作りに対する情熱ゆえの行動だったのかもしれない。本人は【辛坊の旅N】の公式twitterで『「人を呪わば、穴二つ」穴を掘った者は、やがてその穴に自分が落ちるのです。心当たりのあるアナタ、覚悟しましょうね』と、12日に意味深な投稿をしており、今後の展開に注目が集まる。