問題となっているのは、グラフィックデザイナーのいっしんこと田中一臣氏が14日に投稿したツイート。その中で、いっしん氏は「明らかに自分の作品がパクられています」として、『厨病激発ボーイ』OP映像と、自身が昨年4月9日に公開した「Revers year」という作品を連続で再生させた映像を公開。いっしん氏の作品は、丸や三角などの図形が変化しながら空間をせわしなく動き回るような作品となっていたが、OP映像ではいっしん氏の映像の色を若干変え、キャラクターをつけ足したもの。図形の移り変わりのタイミングなどは、ほとんど一緒だと見受けられる。
いっしん氏はツイートの中で、「制作会社がこんな事やって良いと思ってるのか?こっちが個人だからってクリエイター舐めんなよ」と怒りを露わにしていたが、これに対し、ネットからは「ひどいな。完全に盗作じゃん」「パクるっていうか、そのまま使っちゃってるような…」「参考にした丸パクリかと思いきや、まさかの素材流用」という声が相次いで聞かれている。
「作品の監督は市川量也氏ですが、いっしん氏のツイートが投稿されてすぐ、『市川量也』を名乗るアカウントがいっしん氏へツイートを投稿。そこには『OPの制作にあたり、MGの参考としていくつかYoutubeのURLをスタッフに渡しました』『完成したものと参考に送ったURLをしっかりと確認しなかったことで、類似性の極めて高い映像になってしまった』と参考にした映像の中にいっしん氏の作品があり、完成品と参考映像のチェックを怠ったため、今回の事態が起きてしまったと説明。謝罪しました。しかし、市川氏を名乗るアカウントは『次回自分が関わるアニメ作品でいっしんさん監修のOP映像をご制作させていただくことなどは謝罪とはならないでしょうか』とも提案しており、ネットからは『何も分かってない』『不誠実すぎる』とのバッシングが殺到。同日中にアカウントが削除されたため、ネットからはなりすましの可能性も指摘されており、制作会社からの公式発表を望む声もあります」(芸能ライター)
15日に入り、いっしん氏は「例のパクリ事件ですが、関係者と直接連絡が取れ、話が進められているため」として、一連のツイートを削除した。
いっしん公式ツイッターより https://twitter.com/ismsx