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グレタさんに「絶望のどん底に叩き落とし…」ラノベ作家の発言にファンもドン引き 仕事仲間からも批判

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画像はイメージです

 アニメ化もされたラノベ作品『フルメタル・パニック!』などで知られるライトノベル作家・賀東招二氏が、スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏に対し問題発言をした騒動について、同作のコミカライズで作画を担当した漫画家のカサハラテツロー氏が苦言を呈し、話題になっている。

 賀東氏は8日にツイッターで、グレタ氏がCOP25の会場を訪問したニュースを引用し、「俺もこの子きらい」とツイート。さらに「もし自分が世界の影の支配者だったら、すべてを奪って絶望のどん底に叩き落として嘲笑してやりたい。その上であっつあつの超うまいステーキとか食わせてやって、悔し涙を流す姿が見たい。すごく見たい」と、ビーガン(完全菜食主義)のグレタ氏をやゆするようなツイートをしていた。

 しかし、このツイートに対し、ネットからは「“嫌い”は個人の感想だからいいとして、そのあとに続く言葉は大人としてありえない」「嫌いだからって、なにかされたわけでもないのにそこまで言う必要ある?」などの批判が相次ぎ、炎上状態となっていた。

 カサハラ氏はこれを受け、9日にツイッターを更新し、「未成年の少女のビーガンの方に対して、この言い草は…」とツイート。さらにその後、「この方の代表作のひとつ『フルメタル・パニック!』のコミカライズを僕は担当しました。しかし作者の方の主張には、賛同しません。今後拙作『フルメタル・パニック!zero』の宣伝はしませんし、続編も描く事はないでしょう」と苦言。また、「この作品で得た収入は、環境保護団体等への寄付に当てさせて頂きます」と厳しい姿勢を見せた。

 このカサハラ氏のツイートには、「よく言ってくれました!」「クリエイターとしての誇りに敬意です!」「オタクとして救われた気分です」と称賛する声が集まっていたが、一部からは「仕事に思想を持ち込むのはどうなの?」「向こうが悪いのは確かだけど、賛同しないからと言って仕事に影響させるのは…」という苦言も集まっていた。

 「グレタ氏については国際的にも賛否両論のようですが、それでもラノベ作家という著名人が理性的に批判するのではなく、感情的におとしめるような発言をしたことに対し、多くの苦言が集まっています。カサハラ氏のツイートにも賛否はありますが、グレタ氏を支持しない人から『よく言ってくれた』という声が上がっているのも事実。あまりに幼すぎる賀東氏の発言の反動は大きいものになりそうです」(芸能ライター)

 賀東氏は9日夕方現在、謝罪も発言の撤回も行っていないが、今後何か動きはあるだろうか――。

記事内の引用について
賀東招二公式ツイッターより https://twitter.com/gatosyoji
カサハラテツロー公式ツイッターより https://twitter.com/tetsurokasahara

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