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「被告はイチローと同じ」国母被告の弁護人に大ブーイング 減刑目的のトンデモ主張に「一緒にするな」の声

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イチロー氏(写真は現役時代)

 大麻をワックス状にした製品約57グラムを米国から日本に密輸入したとして、大麻取締法違反と関税法違反の罪に問われているスノーボード元日本代表・国母和宏被告。その国母被告の弁護人の法廷での発言が、ネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。

 国母被告は8日、東京地裁で行われた初公判に出廷。裁判では約100回分に当たる大量の大麻製品を密輸した事実を認めたことに加え、「大麻は北米で14歳ごろから使用していた」、「大麻に関することが全て違法とは思っていない」などと語ったことなどが複数メディアによって広く報じられている。

 その中で問題となっているのが、国母被告の弁護人による発言。報道によると、弁護人は裁判官に対し「(国母)被告はイチローと同じく国民栄誉賞級の人物」と、元プロ野球選手のイチロー氏を引き合いに出して減刑を要求したという。

 昨年3月に現役を引退したイチロー氏は、これまでに2001年、2004年、2019年3月と3度国民栄誉賞の打診を受けたがいずれも固辞。今回の弁護人の発言は、このことを念頭に置いた発言であると思われる。

 ただ、この発言に対しネット上のファンは「イチローをこんな奴と一緒にするな」、「いくら例えだとしても、こういう場で無関係の人の名前を出すのは失礼」、「勝手に名前使われてイチローもいい迷惑だよ」と大ブーイング。
 
 同時に、「イチローと同等だから減刑しろって意味不明すぎる」、「どんな罪でも弁護するのが仕事とはいえ、ちょっと主張がおかしくないか?」、「それならよけいに人々のお手本にならないといけないだろ」という疑問や苦言も数多く寄せられている。

 「国母被告は2010年、2011年のUSオープン2連覇をはじめ複数の大会で優勝・入賞した実績を持っていますが、2004年に樹立したメジャー新記録のシーズン262安打を筆頭に数々の記録を打ち立てたイチロー氏に比肩するレベルかといわれると大いに疑問です。ただ、それ以上に疑問なのは、“実績がある人間に対しては罪を軽くすべき”という弁護側の主張ですが…」(スポーツライター)

 「反省の態度が希薄で再犯の可能性は高い」として、検察側が懲役3年を求刑したことも伝えられている国母被告の初公判。判決は28日に言い渡される予定だが、一部ファンからは「執行猶予をつけずに実刑にしろ」という厳しい声も挙がっている。

文 / 柴田雅人

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