そんな中、旧態依然をキープしているのは中居正広だ。このおよそ2年間で、新番組がなければ、打ち切られた番組もない(※改題は除く)。相変わらず俳優業とは一定の距離を置きながらも、司会業一本で5本の地上波レギュターを堅持している。懇意にしているスタッフ、共演者との信頼関係をしっかり築いている賜物といえる。テレビ誌のライターは言う。
「公私ともに親しいダウンタウン・松本人志さんと同じで、中居さんも信頼と実績で安心できる共演者を、自身の番組にかならず1人は配置します。二大巨頭といえる劇団ひとりさんと陣内智則さんを筆頭に、バカリズムさん、南海キャンディーズ・山里亮太さん。野球関連ではアンタッチャブル・山崎弘也さん、ロケではタカアンドトシさんなど。オチ要員はアンジャッシュ・児嶋一哉さん(笑)。児嶋さんは、高級ブランドで知られるルイ・ヴィトンの2つ折り財布を、中居さんから贈られています」
強運の持ち主から財布をプレゼントされると、出世するジンクスがある。芸人の世界では現に、先輩から受け継いだ者がどんどん売れた成功例がある。さらに、有名芸能人は長財布を持っている傾向があると占い師は言う。真意は定かでないが、出世を左右するアイテムではあるだけに、中居も着目している。それを証拠に、ある年の新年会で仕事仲間に、「お年賀」と言って高級ブランドの財布を手渡している。
その場に居合わせたスピードワゴン・小沢一敬が度胆を抜かれたのは、「爆笑(問題)の田中(裕二)さんは折りたたむやつだよね」、「オザ(小沢)は長財布だよね」と、普段から誰が何を使っているか、その形状をインプットしていたことだ。中居は、その相手が現在使用中の財布と同じ形状の高級ブランド版をプレゼントしていたのだ。
自身は、高級ブランドのゴヤールで白色のラウンドファスナーの長財布、216,000円を愛用中。トップアイドルは、プレゼントも愛用品も超逸品なのだ。
(伊藤由華)