「この『UTAGE!』はもともと、月曜の深夜にレギュラー番組としてスタートしたものです。しかし、裏番組である『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)に追いやられる形でわずか1年半で終了。ただしその後、不定期特番として継続が決定。基本的な内容は、演歌、ポップスなど様々なジャンルのアーティストが歌い継ぎたい名曲をカバーするというものです」(芸能ライター)
例えば、今回は『残酷な天使のテーゼ』をその歌い手である高橋洋子本人とともに、ほかの歌手がアカペラで歌い上げたり、Kis-My-Ft2千賀健永のピアノ伴奏で石川さゆりが『天城越え』を熱唱するなど、さまざまな趣向が凝らされていた。
さて、今回対面した石橋と中居は、1996年から2010年まで14年続いた『うたばん』(TBS系)のMCコンビ。その2人が揃ったとあって、SNS上では「懐かしい」「やっぱり最高」などと大きな反響があったが、ことさらその「うたばん」という言葉を口にしていたのは、他でもない、パフォーマンス中の石橋だったという。
「今回彼はとんねるずのヒット曲『ガラガラヘビがやってくる』を歌ったのですが、間奏の合間や、中居と2ショットになったあとも、『うたばん』というタイトルを連発。さらに、『このあと中居と飲みにいく』とも勝手に宣言していましたが、もしかしたら『うたばん』復活を画策しようとしているのかもしれません」(同)
そう思わせてしまうのは、やはり石橋の現状にあるだろう。今年3月に冠番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が終了。それに代わるように4月から始まった深夜番組『石橋貴明のたいむとんねる』(同系)の視聴率は3%あたりをウロウロ(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。しかも、とんねるずのファンクラブも解散し、コンビの行く末も注目されている。そんな時、『うたばん』時代のスタッフも携わる『UTAGE!』に出て何とか次につなげたいと思うのは当然であろう。今後も彼の動きをウォッチすることにしよう。