年間平均気温が28度という常夏の島は、とくに10月から3月にかけてが乾期なので、行くなら今がベスト。円高もありがたいところだ。グアムへ行くには成田から、ということでコートの襟を立ててまずはナリタ・エアポートへ。
余談だが成田空港では現在、海外旅行中にコートを預かってくれる業者がいるそうで、手ぶらで身軽に旅行ができるという。もちろんそのサービスを利用して3時間のフライト。到着したグアムは、立っているだけで全身から汗が吹き出そうなほどの暑さときた。さすがは常夏の島である。
まずはホテルにチェックインしてシャワーを浴びてスッキリしたら、早速、島内の遊び場へと繰り出そう。なにしろ南の島はゴルフをするか釣りをするくらいしか目立つアクティビティーはない。となると残るは色気ということになる。そこでグアムの”お遊び”のいくつかを覗いてみることにした。
ご当地のフーゾクで30年以上も前から健在なのが、実はソープランド。その昔は「トルコ」の看板がどの店にも掲げられていた。
現在は、それが「マッサージ」の文字に変わって、十数軒の店が「マリンドライブ」という幹線道路沿いに並んでいる。
女のコは、たいていが韓国女性。中にはカード破産がきっかけではるばるグアム島に来て、ソープ嬢をやっているコも多いという。
さらにアメリカ本土の、なぜかアリゾナ州から来ている金髪娘もいたりする。南の島のソープランドは国際色が豊かなのだ。
こちらで遊びたいとき手っ取り早いのは、タクシードライバーに話を持ちかけること。そうすれば一発OKで、すぐにでも店に連れて行ってくれるのだが、これだと料金がやたらと高くなってしまう。場合によっては100ドル以上も高いこともあるのだ。
そこで便利なのが日本語のフリーペーパーである。これは最寄りのホテルや日本人向けのレストランなどで簡単に入手できる。そこに載っている店に直接電話を入れるのがベストだろう。
気になる料金は、ローカル価格では40分で100ドル、60分コースで130ドルくらいが平均的。ところがタクシー経由になると一挙に値上がりして60分で230ドルにもなるのだ。まさに観光地価格ということか。その辺の機微はしっかり押さえておこう。
数あるソープのなかで現在、比較的多くの客を集めているのは、若いコが多い「メモリー2」や、老舗の「香港」。さらに「一番」といったところである。
一方、最近どういうわけか元気になっているのがストリップ。これには主に2つの流れがあって、白人系の女のコの店と、フィリピン系や韓国系の女のコの店の2種類である。どちらも入場料は30ドルから50ドルといったところ。
女のコが飲むレディースドリンクは1杯が20ドル。はっきり言って高いがこれを飲ませてあげないと、女のコはすぐにどこかへ行ってしまう。
ストリップを見て、彼女のパンティーなどに縦4つ折りにした1ドル札をチップとして挿し込んだりしてみる。そして話が盛り上がってきたら…。
グアムのストリップ劇場にも日本式の“魔法の小部屋”がある。この個室に入って、100ドルほどでフェラチオ、さらに女のコ次第では100ドルで一発OKのコもいたりする。
ストリップ劇場のほとんどが、ホテルが立ち並ぶタモン地区のメーンストリートにあるから、街のなかをブラつけばすぐにでも見つけることができる。参考までに白人系の店では「Gスポット」、フィリピン系では「クレージーホース」が知られているようだ。
ところで、気になるのは観光業者の言う「遊びのベストシーズン」の意味するところ。これは、米軍移転で数万人の関係者が移ってくると、フーゾクの中心がそちらにシフトされてしまう、ということらしい。そのため直前の今がベストシーズン。果たして、その言が正しいかどうかは今後のグアム米軍の動向に注目するしかなさそうだ。