主催の全米レコード芸術科学アカデミーの会員に相談なく今回の変更が決定されたことを問題視したアーティスト達が同アカデミーに対し抗議文書を送ることになった。
協会理事長のニール・ポートナウ氏に宛てた手紙でサイモンは、「グラミーはこれまではハッキリと分別されていたタイプの音楽を、不明瞭で雑多なカテゴリーに分けることで多くの才能に対してひどい仕打ちを行なっているようです」「これらのミュージシャン達は今回の変革によって削除されるまで所有していたように、それぞれの部門でグラミー賞を与えられる権利を持つことに値します」
別の手紙でサンタナは、「ラテン・ジャズなどの民族音楽部門を取り除くことは、新旧問わずファンに音楽的影響を与え続けている素晴らしいミュージシャン達に大きな損害を与えています」「我々はこの決定に強く反対し、グラミーが音楽においての多彩さを表現して、全ての民族音楽に全音楽愛好家の心の拠り所となる場所を与えるよう要求します」
この文章に対し、ポートナウ氏は委員会が検討中であると返信したことをBBCニュースが報じている。
現在、コンテンポラリー・ブルース、ネイティブ・アメリカン、ハワイアン、ラテン・ジャズなど31部門が消えることになっている。