実力馬のダノンカモンが昨年2着のリベンジ。悲願の初重賞制覇を達成する。
この1年間で地力強化は目覚ましい。昨秋のエニフSは酷量59キロを背負って圧勝(0秒2差)、返す刀で強豪トランセンドにアタマ差2着と肉薄した、南部杯は真骨頂。実力はGIレベルと断言できる。
前走のジャパンCDはまたしても、トランセンドの前に5着(0秒5差)と後塵を拝しているが、距離適性(1800メートル)の差が出たもの。決して悲観することはない。
しかし、今回はここまで4勝を挙げるベストの千四。東京コースも2勝と相性が良く、勝利のお膳立ては整っている。目標(フェブラリーS)は先にあるが、強敵が抜けたここは負けられないところ。差し切りが決まる。
相手は、2連覇を目指すセイクリムズン。破竹の3連勝で制した、昨年の勢いは感じられないが千四7勝(メンバー最多)の実績から好勝負必至。
◎5ダノンカモン
○12セイクリムズン
▲11テスタマッタ
△9シルクフォーチュン、15タイセイレジェンド
☆東京10R「節分ステークス」(芝1600メートル)
満を持して出走する、ミカエルビスティーが狙い目。
とりわけ、前々走の精進湖特別勝ちを含め全4勝を東京コースで挙げているのはアドバンテージ。実力的にも府中S小差2着と、裏付けは十分ある。 前走5着も相手は、後に中山金杯を制したフェデラリストだし、出遅れる不利があっての0秒9差だから巻き返しは十分可能だろう。
当面の相手は、上がり馬のミヤビファルネーゼ。
◎4ミカエルビスティー
○2ミヤビファルネーゼ
▲8ドリームカトラス
△9シルクアーネスト、12プランスデトワール
☆小倉11R「紫川特別」(芝1200メートル)
休み明け2戦目で走り頃の、トレボーネがアッと言わせる。
ダートとはいえ、休養を挟んで古馬混合の500万条件を連勝。続く、昇級戦の白鳥特別は現オープンのオーセロワ相手に3着(0秒3差)と、実力は確かだ。
前走11着は去勢手術明けで仕上がり途上だっただけに、度外視できる。初芝もプラスになるし、決して無謀な狙いではない。
◎10トレボーネ
○3グッドルッキング
▲12サザンブレイズ
△5ニホンピロシュラブ、11ヤマニンボンプアン
☆京都11R「京都牝馬ステークス」(芝1600メートル)
昨年と同じ京都金杯4着(昨年9着)をステップに、2連覇を目指すショウリュウムーンをイチ押し。
夏以降、(5)(1)(3)(4)着と一度も崩れていないのは実力の証し。無理のない臨戦過程も強調材料で、上積みは大きい。自慢の差し脚を炸裂させる。
前走(0秒1差6着)は不利に泣いた、ダンスファンタジアを相手に指名。
◎4ショウリュウムーン
○12ダンスファンタジア
▲2エリンコート
△5コスモネモシン、8レディアルバローザ
☆京都10R「松籟ステークス」(芝2400メートル)
許波多特別を快勝、勢いに乗る実力馬のロードオブザリングが昨年2着の雪辱を果たす公算が大。
◎6ロードオブザリング
○5ウォークラウン
▲8ドリームノクターン
△1トパンガ、9タニノエポレット
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。