プライドを捨て勝ちに来た、ペルーサの底力を素直に信頼したい。
ハッキリ言って、手薄なオープン特別のここでは能力の絶対値が違うし、負けることは許されない。2年連続天皇賞・秋(2・3着)で好勝負を演じているほか、有馬記念4着、ジャパンC5着と実績、実力とも抜きんでた存在なのは一目瞭然。
有馬記念は枠順確定後に左前挫せきのアクシデントに見舞われ、出走を取り消したが幸い大事には至らず後遺症は皆無、と断言できるほど。仕上がりに不安はない。
となれば、距離、コースとも条件は最適なうえに、57キロで闘えるのだから死角は見当たらない。普通に走ってくれば勝てると確信する。
当面の相手は、休み明け2戦目で走り頃のアドマイヤメジャー。ペルーサを上回る距離実績(5勝)に加えて、内田騎手とのコンビも魅力。
◎10ペルーサ
○7アドマイヤメジャー
▲5ヤングアットハート
△3セイクリッドバレー、9エーブチェアマン
☆東京10R「クロッカスステークス」(芝1400メートル)
今季初戦のジュニアカップを快勝し、勢いに乗るオメガホームランでもう一丁。
ここまで2敗(3・4着)しているが、相手は朝日杯FS、京成杯連続2着中のマイネルロブストと、桜花賞の有力候補サウンドオブマーチだから、ここでは大威張り出来る。
休み明けを使われて、状態は一段と上昇カーブを描いており上積みは大きい。差し切りが決まる。
シンザン記念で5着(0秒5差)に逃げ粘った、シゲルアセロラが相手。マイペースに持ち込んだ際は、そのまま押し切るシーンがあっても不思議ではない。
◎4オメガホームラン
○5シゲルアセロラ
▲1ハクサンムーン
△6セイクレットレーヴ、11タツストロング
☆東京9R「春望ステークス」(ダ1400メートル)
休み明け2戦(4・8着)とも内枠が祟り、動くに動けず不完全燃焼に終わった、ダンシングマオの逆襲がきまる。
4枠7番と理想通りの枠順を引き当て、得意の東京コース(2勝)と勝利のお膳立ては整っている。休養前の茂原特別ではデュアルスウォード(オープン)に快勝しており、実力も確かだ。
まだ底を見せていない、明け4歳馬のタイセイファントムが相手になる。
◎7ダンシングマオ
○11タイセイファントム
▲14グリフィンゲート
△4コスモケンジ、8ダノンエクスプレス
☆小倉11R「由布院特別」(ダ1700メートル)
前走(4着)は二走ボケ(太め残り)が響いた、アクティビューティの巻き返しに期待。
このクラスで2着2回、3着1回と実績を残しており、実力を疑う余地はない。僅か1キロ減とはいえ、ハンデ(54キロ)も魅力だ。先行抜け出しの勝ちパターンが決まる。
◎1アクティビューティ
○8ユジェニックブルー
▲9リリーファイアー
△7サマーティアラ、14シャイニーダンディ
☆京都11R「シルクロードS」(芝1200メートル)
驚異の4連勝で京阪杯(重賞制覇)をぶっこ抜いた、短距離界の新星ロードカナロアの勢いは止まらない。
京都千二はここまで京阪杯を含め、3戦3勝と無敵。ハンデ57キロも許容範囲で信頼度は高い。
◎7ロードカナロア
○13エーシンダックマン
▲3エーシンヴァーゴウ
△2スギノエンデバー、14グランプリエンゼル
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。