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佐久間由衣、伊藤沙莉も受賞! 東京国際映画祭、小池都知事も駆け付け東京五輪への意気込み語る

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セイコーHD金川宏美氏、小池百合子都知事、フラレ・ピーダセン監督、イェデ・スナゴー、チャン・ツィイー、マーコ・ロランセンプロデューサー

 10月28日に開幕したアジア最大級の映画祭・第32回東京国際映画祭が、11月5日閉幕を迎え、東京国際フォーラムにてクロージングセレモニーが行われた。

 最高賞となるコンペティション部門の「東京グランプリ」作品を受賞したのは、デンマークよりノミネートされた『わたしの叔父さん』。小池百合子東京都知事が会場に駆け付け、フラレ・ピーダセン監督へトロフィーを授与した。小池知事は、今回の映画祭について「115の国と地域から、1804の作品が応募されました。東京から世界に羽ばたくニュークリエイターがたくさんおられることを光栄に思います」と、非常に国際色豊かとなった大会の喜びを語った。また、「国際映画祭は32回目です。映画は、国境・言語を超えて文化や魅力を伝えるもの。2020年東京オリンピックはスポーツだけでなく文化の祭典でもあります。日本の文化を東京発で伝えたいと思っています」と、来年の大イベントへの意気込みも述べた。

 本映画祭で審査委員長を務めたチャン・ツィイーは、セレモニー後に行われた記者会見にて「映画祭にとって大事なのは作品。どんな作品がコンペに揃って、それを我々がどう世界に発信するかが大事。私もなぜこの作品が色々な人に見てもらうことになるのか、ということをいつも考えている」と、今回の映画祭にかけた想いを語った。また、「どの映画祭でもカラーがあるから、これから東京国際映画祭がどんな立ち位置を国際的に確立していくのかが大切なこと」と、これから本映画祭が目指す方向性について示した。

 また、一昨年設立された若手俳優に贈られる「東京ジェムストーン賞」には、『ディスコ』からヨセフィン・フリーダ、『タイトル、拒絶』から伊藤沙莉、『テイクオーバーゾーン』から吉名莉瑠、『“隠れビッチ”やってました。』から佐久間由衣が選ばれた。伊藤、佐久間は既にテレビドラマでも活躍中の2人。今回はVTRでのコメントとなった佐久間は、「私にとって初めての主演・初めての映画祭ということで余計にうれしい気持ちです」と、喜びを表し、さらなる活躍を予感させた。

その他の受賞者は以下の通り。

・コンペティション部門
東京グランプリ『わたしの叔父さん』、審査員特別賞『アトランティス』、最優秀監督賞『ジャスト 6.5』サイード・ルスタイ監督、最優秀女優賞 ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ『動物だけが知っている』、最優秀男優賞 ナヴィド・モハマドザデー『ジャスト 6.5』、最優秀芸術貢献賞『チャクトゥとサルラ』、最優秀脚本賞『喜劇 愛妻物語』、観客賞『動物だけが知っている』
・アジアの未来部門
作品賞『夏の夜の騎士』、国際交流基金アジアセンター特別賞『死神の来ない村』レザ・ジャマリ監督
・日本映画スプラッシュ部門
作品賞『i −新聞記者ドキュメント−』、監督賞『叫び声』渡辺紘文監督
・東京ジェムストーン賞
日本映画スプラッシュ部門 伊藤沙莉『タイトル、拒絶』、特別招待作品 佐久間由衣『“隠れビッチ”やってました。』、コンペティション部門 ヨセフィン・フリーダ『ディスコ』、日本映画スプラッシュ部門 吉名莉瑠『テイクオーバーゾーン』
・アメリカン航空アウォード大学対抗ショートフィルムコンテスト
奥井琢登(大阪芸術大学)『Down Zone』

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