記事によると、同ドラマは、漫画家・こやす珠世さんが、「ビッグコミック増刊号」(小学館刊)で連載中の同名作品が原作。
僧侶でありながら救急救命医としても勤務する松本照円(伊藤)の奮闘を通じて「生きることとは、そして死ぬとは何か」を問うヒューマンドラマ。伊藤は髪を丸刈りにして撮影に臨むそうで、中谷美紀、ムロツヨシ、松本穂香ら演技派が脇を固めている。
「伊藤にとっては、16年のフジテレビ系ドラマ『僕のヤバイ妻』以来3年ぶりの連ドラ主演。その間はあまり仕事を詰め込まずに、“充電”しつつ充実した日々を過ごしていたようで、今回はかなり力の入った作品になりそうだ」(TBS関係者)
伊藤の代表作といえば、05年にフジテレビ系でドラマ化され、4本の映画も大ヒットを記録した「海猿」。しかし、原作者とフジテレビ側がもめにもめてしまい、続編の製作ができなくなってしまった。
そんな中、視聴率がある程度計算できる医療ドラマに出演することになったが、TBSの狙いは見え見えだというのだ。
「10月期のドラマはキムタクの主演ドラマ以外、苦戦しているが、主演に起用している波瑠や福士蒼汰はすでに視聴者に飽きられてしまったような感じ。そんな中、二枚目の役から破天荒なキャラまでこなせる伊藤が主演の医療ドラマとあって、それなりに数字を取った場合は、映画化も検討されているようだ。さらには、“海猿ロス”となったファンたちをごっそり獲得する狙いもあっての伊藤の起用となった」(同)
放送される金曜午後10時枠は当たる時は当たるが、それほど同局への出演が多くなかった伊藤の起用は同局にとってかなりの大きな賭けになりそうだ。