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ほっしゃんに続く!? 福島に疎開呼びかけた山本太郎

 東京電力の福島第一原発事故対応のまずさで、政府や東電の「人災」を批判する声が芸能界からも挙がっている。リアルライブではいち早く、お笑い芸人ほっしゃん(39)がツイッターでおこなっている東電批判を報じたが、他の芸能人も同じように声を挙げ始めた。俳優・山本太郎(36)はYoutube上で放射能被害に怯える福島、東北の住民に疎開を呼びかけているのだ。

http://www.youtube.com/watch?v=IVGKRPoyyfY

 【オペレーションコドモタチ】山本 太郎 メッセージ02 と題されたメッセージでは「高濃度汚染地域・東京から山本太郎です。超高濃度汚染地域・福島、東北にお住まいの皆さんこんにちは。このたびは東京に電力を送るために作られた福島原発の事故、ほんとうに申し訳ありませんでした」と福島、東北を気遣う。

 さらに「言わせてください僕にも。福島の皆さん、東北の皆さん、できることなら避難してください。最悪の状況です。世界中に例を見ない最悪の事故です。進行中です。いま毎日、とんでもない濃度の汚染物質が空から降ってきてます、海に垂れ流してます。この状況で生活するのはあり得ないです。がんになるのを待ってるだけです。避難してください」と該当地域の住民に避難を呼びかけた。

 国の対応にも疑問を投げかける山本。「チェルノブイリ事故の時は、5ミリシーベルトになると国から強制移住させられました。なのに福島の子供たちは20ミリシーベルトでも大丈夫らしいです、文部科学省によると。殺人行為です」と文科省が批准した基準値を「殺人行為」だと断罪した。放射性物質に感受性が強いと言われる子供たちが、5〜10年後に一番被害が集中することを本気で危惧しているのだ。

 「頑張ろう福島、頑張ろう東北、頑張ろうニッポン…大いに思います、僕もそう思う。でも頑張ろうと思ったって若い世代がすっぽり抜け落ちた、そんな日本でどうやって復興していくんですか?
 今できることは疎開することです。避難して命をつなぐことです。国が本当に『収束する』って言うんならそれまでの間だけでも、どっかへ行きませんか。その一番汚染された状況なので今まで通りの生活を続けるっていうのは、あり得ないです。未来はないです」

 山本の発言にネット上では「この発言をするのには、おおきな勇気が必要だったことでしょう」「よくぞ言ってくれた」「バッシングとかもあるだろうに」と絶賛の嵐だ。

 このまま汚染が続くなら、今の職業をあきらめて疎開するとまで決意を語る山本の声を、東電や政府はどう聞くのだろうか。

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