今回は不可抗力といえるが、芸能界では“トチリ(遅刻)”は絶対にしてはいけない行為のひとつとされる。小籔自身「(フジテレビのあるお台場までの電車が動いている)大崎に行けば良かったんですけど」と述べた通り、万全の対策が必要だったといえるだろう。小籔に限らず、芸能人の遅刻はのちのち語り草となるものが多い。
「2013年の元旦に放送された『爆笑ヒットパレード』(フジテレビ系)では千鳥のノブが5時間の遅刻をしています。番組は東京で生放送が行われますが、目覚めた時は大阪の自宅だったそうです。そのまま新幹線で東京へ直行し、さっそく遅刻をネタにした漫才を披露していましたね」(放送作家)
同番組では、2018年の放送回でもハライチの澤部佑が「シンプルな寝坊」で遅刻。相方の岩井勇気からは「フジテレビこういうの一年中いじるからな」と釘を刺された。
「女優の片桐はいりは1997年に『笑っていいとも!』の“テレフォンショッキング”に出演予定だったものの、起きたら11時50分であり、40分の遅刻をします。その日はコーナーを入れ替えて生放送が行われており、数分だけの出演となりました。さらに、2017年5月には『めちゃ×2イケてるッ!』において、誰がもっとも遅れてくるかを競う“芸能人遅刻総選挙SP”が放送されたこともあります」(前出・同)
フジテレビは遅刻を笑いのネタに変えてきた局といえる。その分、小籔も多少は救われたのではないだろうか。