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新婚の愛之助とタッグを組む今井翼がヒガシ化している

 妻で女優の藤原紀香と結婚したばかりの歌舞伎役者・片岡愛之助が主演を務める『十月花形歌舞伎 GOEMON 石川五右衛門』が3日、東京都・新橋演舞場で開幕した。新婚ホヤホヤの愛之助にとっては、豪華披露宴後、初めての舞台だ。タッキー&翼・今井翼を客演に迎え、ちょうど2年ぶりとなるシリーズの続編。スペイン特別大使を務める今井の本場仕込みのフラメンコと歌舞伎が融合し、前作より難易度アップ。今井は、「神父カルデロン」と「霧隠才蔵」の2役に挑む。

 今クールでは、『忠臣蔵の恋〜四十八人目の忠臣〜』(NHK総合)にも出演しており、浅野家三代当主・浅野内匠頭長矩を熱演中の今井。主役の武井咲、福士誠治に続く三番手だ。さらに、1か月にわたる“GOEMON”を終えた翌17年3月からは、音楽劇『マリウス』を控えている。

 そんなスケジュールを見越して、昨年末からより力を注いでいるのがトレーニング。起動力になっているのは、大先輩の東山紀之だ。

 20代でミュージカルの主演を張るようになってから、さかんに東山に相談。50歳を過ぎた今なお、毎日のハードトレーニングを欠かさないストイックな姿勢は、尊敬に値する。その後ろ姿を常に追い、胸に刻んでいる名言は数多くある。そのなかのひとつが、「ナメられないため」というものだ。それも、「外見ではなく、精神をさす」あたりが、なんとも東山らしくて、深い。

 東山の存在がエネルギーになっている今井にとって、トレーニングは衣食住と同じ。やって当たり前。やらなければ、生活のリズムが崩れる。ここ数か月で筋肉量がアップしたため、体重が2kg増。脂肪ではなく、筋肉量を増やすという目標をクリアした。

 楽しいが、苦しい。最近は、腹筋をしながら、腕と肩も同時に鍛える方法も知った。また、アメリカのハリウッドセレブも実践しているサーキットトレーニングも実践中。これは、筋トレと有酸素運動を交互にしながら、あいだに1分ほどの小休憩をはさむ。ところが、“今井メソッド”はこの1分も惜しみ、ローラーで腹筋を強化。終えるとすぐにベンチプレスをはじめ、酸欠に近い状態になることもある。

 今井は、フラメンコ。相棒の滝沢は、『滝沢歌舞伎』シリーズの座長。ともに、日本の芸能文化を求道し、オリジナルの道を開拓中。滝沢に比べて、テレビ露出が少ない今井だが、高まるスキルは天井知らずだ。

*写真イメージ

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