◆2歳戦でもうかる騎手 過去3年の2歳戦で50回以上騎乗したジョッキー91人の中で、単複収支プラスを記録したのは田辺、船曳、古川、高橋亮、大庭、丸田、池添、飯田、三浦の9人。意外な名前が並んでいるが、「無名だから馬券が売れない」→「その割にうまい」→「配当が高いからもうかる」…という図式が成り立っている。
それとは別に、岩田、デムーロ、横山典が15位以内、安藤勝、内田、蛯名、後藤、武豊が30位以内に入っている点も見逃せない。この顔ぶれは、「2歳戦で人気を背負って期待に応える実力派」である。
◆狙いやすいのは池添、古川、丸田 1位田辺は、牡馬でも牝馬でも単複収支プラスだが、複勝率14%と信頼性は低め。収支を引き上げている要因は10番人気以下での一発が多い点にあり、決して狙いやすい騎手ではない。
手堅くもうけたいなら古川、丸田、池添の3人。この3人は複勝率20%台中盤をキープしており、池添は騎乗回数も多いのでさらに良い。古川はダート、丸田と池添は芝が得意。1番人気時の池添は、勝率56%、連対率69%、複勝率81%と恐ろしいほどの好成績なので逆らわないほうが賢明だ。
◆2歳戦で狙い目 Aランクは池添、岩田(5〜10番人気に強い)、丸田。Bランクは古川、横山典(牡馬に強い)、田辺、船曳。逆に消しは、中舘、田中勝、佐藤哲、川田。今週の各場の2歳Sでも、A〜Bランクを狙い、消しの4人は評価を下げたい。