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【NHK紅白リハ】V6 突然の出来事も“神対応”見せる

 28日に行なわれた“紅白”の音リハーサルの初日。その最後の番手となったV6が、2階席から伸びたルーフステージに立っていた午後9時38分、茨城で震度6弱の地震が発生した。NHKホールでも揺れが観測でき、メンバーは動揺するスタッフをなごませようと、1階席のカメラマンに向かって井ノ原快彦、三宅健、長野博、岡田准一が肩を組んでピースサイン。さらに、2階席の記者に向かって井ノ原、三宅、長野が手を振り、「雑誌の人たちにも」(三宅)とピース。井ノ原はマイクを通して、「東京は震度3みたいですね」とアナウンスする“神対応”を見せた。

 『あさイチ』のメインキャスターで、“NHK朝の顔”でもある井ノ原は、ステージに現れた瞬間から気づかい人間。昨年、初の白組司会を務め、舞台裏まで熟知しているため、スタッフに向かって、「遅くまでご苦労さまです」と言葉をかけた。さらに、ルーフステージに移動してからは記者に、「みなさん、お疲れさまです」と頭を下げた。

 3度目の“紅白”で披露するのは、『Smile!メドレー』。2つのステージを駆使して、『WAになっておどろう』と『HONEY BEAT』を歌って踊る。リハでは、坂本昌行がルーフステージの高さに、岡田はレールの上を走る移動式カメラに興味を示す場面も見られた。

 今年でデビュー21年。シングルは『Beautiful World』の1枚しかリリースしていないが、ソロ活動が絶好調。森田剛は、5月に上映された主演映画『ヒメアノ〜ル』(R15+指定作品)で殺人マシーンを演じて、高い評価を得た。三宅は、タッキー&翼・滝沢秀明が座長を務めるミュージカル『滝沢歌舞伎2016』にゲスト出演して、エンタメワールドを展開。20th Centuryの坂本、長野、井ノ原は来年1月21日から、およそ3年ぶりの3人芝居『TWENTIETH TRIANGLE TOUR 戸惑いの惑星』の上演を控える。“アカデミー賞俳優”岡田は、3月に『エヴェレスト 神々の山嶺』、12月に『海賊とよばれた男』の2本の主演映画が公開。そして何より、長野は11月に女優・白石美帆と結婚して、井ノ原に次いでメンバー2人目の既婚者となった。

 すでに円熟期に入った6人。突然起こった震災で機転をきかせ、スタッフを心配させまいと気づかったのは、さすがだった。

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