撮影時期は不明であるが、今から20年ほど前に撮影されたものと推測される。
撮影されたのは今年50周年を迎えた芦ノ湖の箱根海賊船での記念撮影と思われ、マスコットである海賊のキャラクターが写っている。
この写真にはご覧のとおり全体にオーブらしき光球が縦横無尽に飛び回っている。特に海賊キャラクターの足元にはかなり大きい白いオーブが2〜3つほど飛んでおり異様な雰囲気を醸し出している。
オーブは一般的に霊体の多い場所やパワースポットなど縁起のいい場所に現れるとされている。
この芦ノ湖および箱根近辺には妖怪の伝説も数多く残されており、現に近辺に位置する伊東市では海坊主が現れたという伝承や幽霊船が海に浮かぶといった伝説が残っている。
また、妖怪のような怖い伝承以外にも箱根付近にはパワースポットおよびラッキースポットとして箱根神社や九頭龍神社などがあり、良い霊体が多く集まる場所でもある。特に箱根神社は恋愛をはじめとする縁結びや良縁を結ぶ神様がいるとされ、関東の中でも強力なパワースポットとされる。
今回の写真であるが、撮影された空が雨模様のため雨のしずくがレンズにつき、偶然オーブのように見えているということも否定できない。
しかし、これらの伝承やパワースポットの多い場所ではやはり、何かの不思議があってもおかしくはないだろう。
また、この写真にはもう1点不可解な点が残っている。解像度が低く恐縮ではあるが写真の赤丸部分をご覧いただきたい。小さい子供らしき顔がひょっこりと覗いているのだ。周りに家族はおらずただ子供ひとりだけでいる状況は特に不思議ではないが、周りに緑色のオーラらしきものを身にまとっているのが気になる点ではある。
空は雨なのでレインコートか何かの可能性ももちろんあるが、屋内で雨も若干止んでいる(手前の男性は傘をさしていない)ところから屋内でレインコートを羽織ったままというのは若干の疑問も残る。
写真が古く詳細は不明ではあるが、妖怪の伝説パワースポットの多い箱根だけにこの子供は「座敷わらし」のような存在だったのではないかという推測もできる。
多数のオーブは箱根の「座敷わらし」が呼んだ幸運のオーブだったのかもしれない。
文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)