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【週刊テレビ時評】SMAPにも勝った! 向井理主演「S-最後の警官-」が“ガッキー効果”で視聴率回復!

 ここしばらく、視聴率が低迷していた向井理主演「S-最後の警官-」(TBS系/日曜日午後9時〜)が新垣結衣の投入で、視聴率が回復した。

 同ドラマは、初回(1月12日)=18.9%(数字は以下、すべて関東地区)と好スタート。第2話(同19日)=15.2%、第3話(26日)=16.1%と好調だったが、第4話(2月2日)で12.9%と急落。以降、第5話(同9日)=12.1%、第6話(同16日)=12.6%、第7話(同23日)=12.9%と低迷。第8話(3月2日)では過去最低の11.2%まで落ち込んでいたが、第9話(同9日)では15.4%に急上昇。第3話以来、6週ぶりの15%超えを果たした。

 裏番組では、テレビ朝日系の「テレ朝SMAPバラエティ部 スマシプ〜テレ朝SMAPバラエティ3番組が夢の合体SP」(午後8時58分〜11時24分)が14.4%、日本テレビ系「行列のできる法律相談所」(午後9時〜9時54分)が14.8%で、“強敵”SMAPにも勝った。

 第9話では、神御蔵一號(向井)が所属する架空の警察庁特殊急襲捜査班(NPS)に出向していた凄腕狙撃手・蘇我伊織(綾野剛)が本人の希望により、警視庁の特殊部隊・SATへの復帰が決定。その代わりに、NPSにスナイパーとして、林イルマ(新垣)が着任した。

 イルマは18年前、一號の目の前で棟方ゆづる(吹石一恵)の両親を殺害した通り魔を射殺した警察官の娘だった。

 ドラマ終盤では、日本の各界の有力者10人が拉致される事件が起き、国際テロリストの正木圭吾(オダギリジョー)が首謀者であることが判明。正木は一號の実家の定食屋「まんぷく食堂」に現れて一號に電話を入れ、慌てて駆け付けた一號と対決するという展開だった。

 いよいよ、次回は最終回。ここまでの平均視聴率は14.4%で、前作の「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜」(木村拓哉主演)の12.8%を上回ることは確実になった。

 問題ドラマ「明日、ママがいない」(日本テレビ/水曜日午後10時〜)第8話(3月5日)は11.8%で、前週と変わらず。

 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(岡田准一主演/日曜日午後8時〜)第10話(同9日)は15.7%で、前週より0.3ポイントアップしたが、15〜16%台が定番となってしまった。
(坂本太郎)

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